30代のキャリアの悩みに関する意識調査

キャリア

キャリアコーチング

(調査方法・導入文)

株式会社ミズカラ(本社:東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー 23F、代表取締役社長:村岡 大樹)が運営するキャリアコーチングに関する研究機関『キャリアコーチング研究所』は、20代の若者を対象にWEB調査によるアンケートから「30代のキャリアの悩みに関する調査」を行いました。

【調査方法】

WEB調査

  • 調査期間:2024年8月15日〜9月20日
  • 調査パネル:アンケートパネルと定性調査を使用

(株式会社ミズカラ調べ Googleフォーム利用の調査)

  • 居住地:全国
  • 年齢:20~39歳
  • 対象:株式会社ミズカラが提供するキャリアコーチングサービスに申し込んだ人
  • 回答者数:999名

※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。

※公開データの引用・転載の際は『Career Coaching Lab』のデータであることを明記いただきますようお願い申し上げます。

【運営者情報】

村岡 大樹(Muraoka Daiki)

  • 株式会社ミズカラ CEO。
  • 合同会社LIMITを立ち上げ、2024年1月に売却。
  • 創業より、ミズカラパーソナルコーチングを運営。
  • 累計2000人が受講したキャリアコーチングサービス「キャリスピ」を運営している。
  • 累計3社のM&Aを行い、グループ会社として事業拡大中。
  • YouTube:アマテラス村岡のCEOラジオ

30代のキャリアの悩み 30代既婚者は「自分の強みや特性を知りたい」人が最多の約19%

株式会社ミズカラが提供するキャリアコーチングサービスに申し込んだ人に対しての「今回セッションを受ける目的はなんですか?」という質問では、30代の未婚者と既婚者で回答の傾向に違いが見られた。

30代未婚者は「理想状態やGOALを明確にしたい」という目的の割合が約22%で最も多いが、30代既婚者では「自分の強みや特性を知りたい」という目的が約19%で最も多い。

このことから、30代既婚者は未婚者と比べて「自分の強みや特性を知りたい」という意欲が高いことがわかる。

30代未婚者の「キャリアの方向性を明確にしたい」という目的は約11%を占めており、30代既婚者では約16%まで増加した。

一方、「自分に合った仕事を見つけたい」という目的は未婚者では約20%を占め、既婚者では約14%まで低下した。

このことから、30代未婚者は自分に合った仕事という「現在の自分」にフォーカスしているが、30代既婚者は今後のキャリアの方向性という「未来の自分」に意識が向いていることがわかる。

アンケートにも「子供への影響を考え、仕事に夢中で取り組む姿を見せたい」「出産を機にキャリアの方向性を見直したい」という声があり、結婚がキャリアに及ぼす影響が見られた。

また、「3ヶ月から1年以内に欲しい結果・目標はなんですか?」という質問には、30代未婚者は「ゴールを設定し、強みを生かした仕事をしていたい」「自分の能力を発揮しながら年収を上げたい」という回答が見られた。

一方で30代既婚者は「強みや特性に合わせた仕事をしたい」「理想のゴールを明確にしてそこに向かって進みたい」のほか「今後の仕事・生活においておおまか方向性を定めたい」といった将来の方向性を明確にしたいという声もあった。

同じ30代でも、未婚者と既婚者でキャリアに対する価値観に違いがあることが見て取れる。

配偶者やパートナー、子どもと暮らしている人の約21%が理想状態やGOALを明確にしたいと考えている

世帯状況の違いによっても「今回セッションを受ける目的はなんですか?」という質問への回答結果に特徴が見られた。

30代で配偶者またはパートナー、子どもと暮らしている人の「今回セッションを受ける目的はなんですか?」に対する回答は、「理想状態やGOALを明確にしたい」が最も多く、約21%を占めている。

「理想状態やGOALを明確にしたい」の回答は、30代未婚者では約22%で最も多く、30代既婚者では約18%と減少したが、配偶者(もしくはパートナー)と子供とともに暮らす30代では、30代未婚者と30代既婚者の間の約21%という割合に落ち着いた。

配偶者(もしくはパートナー)と子供とともに暮らす30代では、「自分の強みや特性を知りたい」と回答した割合は約21%を占めており、2番目に多い回答となった。30代既婚者と比べると、1番目と2番目に多い回答の順位が逆になっている。このことから、配偶者(もしくはパートナー)と子供とともに暮らす30代は、理想の状態やGOALを明確にすることを最も重要視していることがわかった。

具体的な声では「自己理解を深めて、理想のゴール設定をしたい」「自分の理想のキャリアを決めたい」などが挙がり、理想状態やゴールを明確にするためにキャリアコーチングセッションを受講したことがわかる。

配偶者(もしくはパートナー)と子供とともに暮らす30代の「3ヶ月から1年以内に欲しい結果・目標はなんですか?」という質問に対する回答では、「月収50万円以上」「1年以内に2,000万円の売り上げをつくる」など、具体的な目標を挙げる声が多かった。具体的な目標は定まっているが、人生のゴールや理想の状況がイメージできておらず、自分の理想の人生を明確にするために、キャリアコーチングセッションを受講したのだと考えられる。

まとめ

調査の結果、30代のキャリアコーチングセッションを受講する人は、未婚者と既婚者でキャリアの悩みや価値観が異なることがわかった。キャリアの悩みや価値観は、世帯構成によっても変化し、配偶者(もしくはパートナー)と子供とともに暮らす30代は、自分の理想の人生を明確にしたい人が多い。

30代は世帯構成やライフスタイルが変化することで、それぞれの人生のフェーズによって異なるキャリアの悩みがあることが明らかになった。