キャリアコーチングを受講するのはどのような人か?|男性が約70%

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キャリアコーチング

株式会社ミズカラ(本社:東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー 23F、代表取締役社長:村岡 大樹)が運営するキャリアコーチングに関する研究機関『キャリアコーチング研究所』は、幅広い年齢の方を対象にWEB調査によるアンケートから「キャリアコーチングを受講する人々に関する調査」を行いました。

【調査方法】

WEB調査

  • 調査期間:2024年8月23日〜9月30日
  • 調査パネル:アンケートパネルと定性調査を使用

(株式会社ミズカラ調べ Googleフォーム利用の調査)

  • 居住地:全国
  • 年齢:18~71歳
  • 対象:株式会社ミズカラが提供するキャリアコーチングサービスに申し込んだ人
  • 回答者数:1,066名

※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。

※公開データの引用・転載の際は『Career Coaching Lab』のデータであることを明記いただきますようお願い申し上げます。

【運営者情報】

村岡 大樹(Muraoka Daiki)

  • 株式会社ミズカラ CEO。
  • 合同会社LIMITを立ち上げ、2024年1月に売却。
  • 創業より、ミズカラパーソナルコーチングを運営。
  • 累計2000人が受講したキャリアコーチングサービス「キャリスピ」を運営している。
  • 累計3社のM&Aを行い、グループ会社として事業拡大中。
  • YouTube:アマテラス村岡のCEOラジオ

キャリアコーチングセッションを申し込んだ人々の男女比と年齢|20代が約46.6%と顕著な数字

株式会社ミズカラが提供する、キャリアコーチングセッションに申し込んだ人の男女比や年齢層などの情報を確認すると、それぞれの項目ごとに特徴が見られた。

キャリアコーチングセッションに申し込んだ人の男女比を見ると、男性が約70%、女性が約30%となっており、男性の割合が女性を大きく上回っていた。

調査時点では女性の割合は低いが、キャリアの多様化や女性の社会進出により、キャリアコーチングセッションに申し込む女性の割合が今後増えていくと推察する。

また、キャリアコーチングセッションに申し込んだ人を年齢別にみると、20代と30代が圧倒的に多いことがわかった。

キャリアコーチングセッションに申し込んだ人のうち、約86.3%を20代と30代が占めている。

20代と30代は、これから長いキャリアが残されているため、キャリア形成の意欲が高く、キャリアコーチングセッションの申し込み数が多いのだと考えられる。

また、若者にキャリア迷子が増加していることも、20代と30代のキャリアコーチングセッションの申込者が多い原因だと思われる。

昨今の日本において、終身雇用や男女の役割分担のような「当たり前の生き方」がなくなり、キャリア迷子になる若者が増加している。

そのため、キャリアコーチングセッションを申し込んで、自分の本当にやりたいことを見つけようとしていると推察できる。

キャリア迷子が増加していることについては、こちらの記事で詳しく解説している。

(あわせて読みたい)

別記事(転職希望者のキャリア迷子に終止符を。根本的な原因と対策とは)

キャリアコーチングセッション受講者の年収実態とは|年収300万円台の割合が約22%で最多

キャリアコーチングセッションに申し込んだ人の年収を確認すると、年収別の割合に偏りが見られた。

キャリアコーチングセッションに申し込んだ人のなかでは、年収が300万円台の人が最も多く、全体の約22%を占めていた。2番目に多かったのが年収400万円台の人で全体の約28%を占めており、3番目に多かったのは年収500万円台の人で全体の約25%を占めている。

ある程度の収入があり、さらに収入を増やしたい人がキャリアコーチングセッションを申し込んでいると考えられる。

しかし、年収1,000万円以上の人もキャリアコーチングセッションに申し込んでおり、全体の約4,9%を占めている。このことから、年収が1,000万円を超えたとしても、キャリアの悩みを持っている人がいることがわかった。

仕事をとおして幸せになる方法については、こちらの記事で詳しく解説している。

キャリアコーチングセッション受講者の未婚・既婚や世帯の状況|未婚の割合が約58%

キャリアコーチングセッションに申し込んだ人の結婚の有無や世帯の状況には、独自の特徴が見られた。

 

キャリアコーチングセッションに申し込んだ人のうち未婚者は約58%、既婚者は約41%だった。

未婚者の申し込みが多い理由は、未婚者は既婚者と比べて自分のために使える時間やお金が多いためだと考えられる。

また、未婚者は既婚者と比べて将来の見通しが見えづらく、自分のキャリアに不安や迷いを感じやすいため、キャリアコーチングセッションに申し込んだ人が多かったのだと推察できる。

キャリアコーチングセッションに申し込んだ人の世帯の状況についても、特徴的な傾向が見られた。

キャリアコーチングセッションを申し込んだ人に最も多いのは、1人暮らしをしている人で、全体の約35.9%を占めていた。1人暮らしの人の割合が最も多いのは、1人暮らしによる孤立感や将来の不安が原因だと推察できる。

まとめ

キャリアコーチングセッションに申し込んだ人について、男女比は男性約70%、女性約30%であり、男性が女性の2倍以上という結果になった。

年収別では、年収300万円台の人の割合が最も多く、約22%を占めていた。

また、世帯状況の観点から見ると、未婚者が全体の約58%に対し既婚者は約41%であり、世帯別では1人暮らしの人が最も多い結果となった。

キャリアコーチングセッションに申し込んだ人は、それぞれの項目によって固有の傾向があることが明らかになった。