どうやったら仕事にやりがいを見出せる?
やりがいって、そもそも一体なんだっけ?
仕事のモチベーションに悩む方に向けて、やりがいを見出す方法を6つの要素に分けて徹底解説!
「いまいち仕事が楽しくないな…」
「なんか仕事に本気になれなくて、つまらないんだよな…」
ふと仕事に対するモチベーションが湧かなくなることがありますよね。
空虚な感覚に陥ることもあるでしょう。
やりがいを見出すには、以下の点を押さえることが重要です。
- 「やりがい」の6つの要素を理解する
- 「強み」を明確にする
上記のポイントさえ押さえれば、やりがいは自然に湧いてきます。
無理に「やりがいを見出さないと…!」と力む必要もありません。
この記事を読んで、モチベーションの悩みを終わらせましょう。
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そもそも「やりがい」とは?
まずは何より、「やりがい」というものの正体をハッキリさせておくことが重要です。
言葉の定義をハッキリさせることで、目指すべき状態が明確になります。
以下の2つの切り口で、「やりがい」を理解していきましょう。
- やりがいの語源
- やりがいを構成する6つの要素
「やりがい」の語源
小学館の国語辞典「デジタル大辞泉」を見てみましょう。
そのことをするだけの価値と、それにともなう気持ちの張り。
「遣り甲斐」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
このように定義されています。
つまり、「やりがい」を感じるためには以下の2つの条件が必要です。
- 仕事(業務)に価値を感じていること
- 気持ちに張りがあること
この条件を満たすことで、「やりがいがある」と言える状態が生まれます。
仕事(業務)に価値を感じている
相手を騙して得るお金には、罪悪感が伴いますよね。
この時感じる「罪悪感」と、仕事に感じる「価値」は質的に同じです。
どういうことか説明します。
例を出してみましょう。
アルコール依存症で苦しんでいる家族を持つAさん。
Aさんはアルコール飲料メーカーで広報を担当しています。
果たしてAさんは、広報の仕事にやりがいを持てるでしょうか?
罪悪感やモヤモヤが生まれ、やりがいを持つことは難しいでしょう。
「騙す」とまでいかなくとも、「本質的にお客様を喜ばせるものじゃない…」と思っていれば、罪悪感が生まれます。
実際は騙していなくとも、「自分としては騙している」という感覚になるということ。
つまり「本当にこの仕事は社会に価値を与えているのか?」という疑念を抱いてしまいます。
その状態では、やりがいを見出すのは難しいでしょう。
自分の価値観と会社の提供するものが一致しないと、仕事に価値を感じられなくなるのです。
気持ちに張りがある
- 難しすぎること
- 簡単すぎること
このどちらの状態でも、気持ちの張りは生まれません。
【難しすぎること】
→最初から「無理だ」と感じる
→「できるわけがない」からやる気も出ない
【簡単すぎること】
→「できて当然」だから面白くない
→張り合いがないからつまらない
つまりこれらは、「結果が見えている状態」と言い換えることもできます。
人は未来が予想できたり、結果が見えている場合につまらなくなるものです。
- 結果が分かっているスポーツ
- オチを知っているドラマ
これらを「つまらない」と感じるのは自然なこと。
飽きを感じたら、当然「気持ちの張り」は生まれません。
程よいハードルが、ちょうど良い「気持ちの張り」を生むのです。
「やりがい」を構成する6つの要素
「やりがい」を構成する、以下の6つの要素を理解するのが重要です。
- 成長
→自分が成長できるか、成長を感じられるか
- 自律
→自分に仕事の裁量権があるか
- 承認
→お客様・仲間・上司から認められているか
- 報酬
→適切な報酬(金銭・感謝)を受け取れているか
- 貢献
→他者に貢献できているか、自分自身が「貢献できている」と思えているか
- 価値観
→自分が社会に与えたい影響と仕事が矛盾していないか
6つの構成要素を理解することで、何が足りているのか・欠けているのかが明確になります。
各要素は単独ではなく、相互に関連しているもの。
「1つを徹底的に満たせば良い」というわけではありません。
また「他は満たされているが1つだけ大きく欠けている」という状態も望ましくありません。
全てがバランスよく満たされていることが重要です。
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やりがいを見出す必要性
「やりがい」について考える時、必ずこんな意見を目にするでしょう。
「やりがいなんて必要ない」
「やりがいなんて贅沢だ」
やりがいは果たして本当に必要なのでしょうか?
結論、「一個人の主観においてはやりがいは必要」です。
やりがいを見出すことは義務ではない
やりがいを見出すことは義務ではありません。
やりがいを見出さないからと言って、クビになるわけでも死ぬわけでもありません。
なぜなら、仕事というものは「お客様の問題を解決すること」だからです。
つまり「モノ・サービスを提供する側の感情がどうであろうと関係が無い」ということ。
良い悪いの話ではなく、事実としてそうなっています。
どんな感情を抱いても、お客様の問題が解決していれば、それは「仕事」として成立しています。
ただし提供する側の主観に立った時、話は変わってきます。
モノ・サービスを提供するのはロボットではなく、感情を持った人間です。
一個人の仕事・人生という視点に立った時、その感情を無視できるものではありません。
時代と共に価値観も変わるのは当然のこと
- 食べ物が足りない
- モノが足りない
このような時代なら話は別です。
「やりがい」なんて言っている場合ではないでしょう。
生死に関わるのだから当然です。
しかし、今はそのような時代ではありません。
大量生産・大量消費の時代は、終焉を迎えつつあります。
時代と共に価値観は移り変わるもの。
それに伴って、仕事に対する価値観も変容して当然なのです。
「生きること」以上の、次のステージに人類が移ったと言っても過言ではありません。
「何のために生きるのか」
「なんのために仕事をするのか」
個々人が意味・意義を定義づける必要が出てきたのです。
やりがいは幸福と関係している
科学的な側面からも論じておきましょう。
仕事におけるやりがいと幸福が関係しているのは、統計的にわかっている事です。
働く人において、今の仕事の満足度が高いほど、ふだんの生活の幸福度が高い傾向がみられる。
仕事で「働きがい」を重視する人において、今の仕事の満足度が高い人が多い。一方、逆に「働きやすさ」を重視する人において、今の仕事の満足度が高い人が少ない。
働く人の満足度につながるのは「働きやすさ」よりも「働きがい」| 生活者動向 | レポート | 野村総合研究所(NRI)
若年層調査では、幸福度が高い人が行動を行うのか、行動を行った結果、幸福度が高まるのかは判明できないが、少なくとも社会的課題解決の活動に既に関わ っている者や関心のある者と幸福度の高さは相関していることが分かった
koufukudosian_sono2.pdf (cao.go.jp)
「やりがいなんてどうでもいい」
このように考えることは、「幸せなんてどうでもいい」と考える事と同義でもあります。
だからと言って、「やりがいがあれば金銭的報酬はなくていい」などと言うつもりはありません。
具体的な報酬も幸福の一部分であり、「やりがい」やその他の要素とのバランスが重要なのです。
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仕事にやりがいを見出せなくなる4つの原因
「仕事にやりがいが見いだせない」というのは、要するに6つの要素が満たされていないということ。
- 成長
- 自律
- 承認
- 報酬
- 貢献
- 価値観
この6つの要素が満たせなくなる具体的な原因は以下の4つです。
- 業務内容のミスマッチ
- 職場環境のミスマッチ
- 報酬が適切でない
- 人生のGOALを定めていない
業務内容のミスマッチ
業務内容と自身の適性がミスマッチを起こしている場合、以下の3つの要素が満たされません。
- 成長
- 自律
- 貢献
成長
業務が苦痛に感じるため、「成長したい」という主体性も生まれません。
成長実感も得られないため、やりがいが感じられません。
自律
裁量を持つ立場にもなれないため、やりがいが感じられません。
貢献
成果が出ていない=貢献できていない、と認識してしまうでしょう。
お客様や仕事仲間に対して貢献している実感が持てず、やりがいを感じられません。
職場環境のミスマッチ
職場環境のミスマッチを起こしている場合、以下の4つの要素が満たされません。
- 自律
- 承認
- 貢献
- 価値観
自律
自分の仕事が外部環境にコントロールされることで自律感が失われ、やりがいを感じられません。
承認
「認められている」と感じられなければ、やりがいも感じづらくなってしまいます。
貢献
感謝の声も届かず貢献感が得られないため、やりがいを感じづらくなってしまいます。
価値観
【例】
- 自分は仲間や協調性を重んじるのに、職場では競争や勝利が重んじられる
- ノルマ管理が徹底された職場や、他社に勝つために手段を選ばない環境
報酬が適切でない
報酬が適切でない場合、以下の3つの要素が満たされません。
- 報酬
- 承認
- 貢献
報酬
金銭だけでなく、他者からの感謝や達成感といった無形なものも報酬の一部です。
そういった報酬が少ないとやりがいを感じられません。
承認
多かれ少なかれ、誰しも「報酬=社会的な評価」という認識を持っているもの。
社会的な評価が適切にもらえなければ、やりがいを感じづらくなってしまいます。
貢献
報酬は「貢献のフィードバック」とも言えます。
報酬が少ないと、自分が社会に対してその程度の貢献しかできていないと感じてしまうでしょう。
結果、やりがいを感じづらくなってしまいます。
人生のGOALを定めていない
人生のGOALが定まっていない場合、以下の2つの要素が満たされません。
- 成長
- 価値観
【GOALの例】
フリーランスとして独立し、時間や場所に縛られず自由に働いている
成長
どんな能力を身に着けても、成長実感を味わえないでしょう。
「本当に役に立つのかな?」
「なんでこの資格を取るんだっけ?」
このように迷ってしまい、やりがいを感じられません。
価値観
GOALは、自身の持つ価値観とリンクしています。
【例】
価値観:自由・主体性を重んじる
GOAL:フリーランスとして自由かつ主体的に働く
GOALを定めていないということは、価値観が明確になってないということ。
価値観が明確になっていなければ、「どんな働き方が幸せか」がわかりません。
自分の理想に向かっている、叶えている感覚が得られず、やりがいを感じられないでしょう。
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仕事のやりがいを見出すには「強み」が必須
仕事のやりがいを見出すには、「強み」を特定することが必須です。
なぜなら「強み」は、やりがいの5つの要素をカバーできてしまうものだからです。
6つ目の【価値観】については、後述するジョブクラフティングでカバーできます。
「強み」と「やりがい」の関係性
「強み」は、仕事のやりがいを構成する6つの要素に満遍なく関係するものです。
強みが発揮できれば、以下のようにやりがいの5つの要素をカバーできます。
【成長】
→「強み」を発揮すると成長しやすくなる。成長すること自体が楽しくなる。
【自律】
→「強み」を発揮すると自律感が得られる(仕事を自分のコントロール下における)
→成果が認められれば裁量権も持ちやすくなる
【承認】
→「強み」を発揮すると成果が出て、お客様・仲間・上司から褒められ認められる
【報酬】
→「強み」を発揮すると成果が出て報酬もついてくる
【貢献】
→「強み」を発揮すると自身も充実しながら貢献することができる
→自己犠牲にならないため疲弊することがなくなる
強み=欲求
強みは「ついついやっちゃうこと」、つまりは「欲求」のことを指します。
強みを発揮できれば、もはや「仕事をしている」という感覚すらありません。
なぜなら「やりたくてやっているだけ」だから。
感覚としては、以下のようなものをイメージすると良いでしょう。
「汚い部屋を見ると、ついつい掃除してキレイにしたくなる」
『欲求を満たしたくなってしまうから、ついついやっちゃう』
これが強みの正体です。
例を挙げてみましょう。
- ついつい物事を徹底的に調べてしまう
- ついつい徹底的に細部までこだわってしまう
- ついつい周りを巻き込んで1つのことを達成したくなる
こういったものが「強み」です。
その強みを誰かの役に立つ形、つまり仕事で発揮できたらどうでしょう。
欲求を満たしているだけで、仕事が成立してしまいます。
この状態になってしまえば、仕事にやりがいを見出すことは難しくありません。
「強み」が生み出すメリット
強みを発揮できれば、ストレートに仕事に充実感が生まれます。
6つの要素を考える必要すらなくなるほど、直接的に影響するもの。
「仕事=欲求を満たす」になるため、仕事が終わった後に感じるのは充実感・満足感です。
「もっと仕事したいな」
「もっと仕事を上手にこなしたいな」
このような、ポジティブな感情が芽生えるのも自然なこと。
どんどん仕事が充実していくのです。
「人生の大部分を占める仕事が充実する」
それは必然的に、人生の大部分が充実するということ。
つまり「強み」は人生全体を充実させるほどのメリットがあるのです。
「強み」の見出し方
強みを特定するポイントは、過去を探ることです。
強みは欲求であるため、人生の随所で現れています。
以下のことを思い出しましょう。
- 過去の仕事で充実していたこと
- 苦なく夢中で取り組めていたこと
過去に何度も夢中になった経験を思い出し、それに共通する要素を見つけます。
これが強みの正体です。
幼少期からやっていることを振り返ると良いでしょう。
強みを特定するワークシートを利用するのも効果的です。
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やりがいを見出すたった1つのコツ
仕事のやりがいを見出すコツは、6つの要素を満たせるよう適切に整えることです。
そのために、「ジョブクラフティング」という概念を活用します。
ジョブクラフティング
【ジョブクラフティングとは】
ジョブ・クラフティングは、Wrzesniewsk & Dutton(2001)によって提唱された概念で
あり、同論文では「課題や対人関係における従業員個人の物理的又は認知的変化」と定義されている。
やや難しい表現であるが、言い換えれば、仕事のやりがいや満足度を高めるために、自分の働き方に工夫を加える手法である。
19-1-2-3_03.pdf (mhlw.go.jp)
このジョブクラフティングを、やりがいを構成する6つの要素に対して活用しましょう。
ジョブクラフティングには、以下の3つのアプローチがあります。
- 作業クラフティング
→仕事のやり方を工夫すること
- 人間関係クラフティング
→仕事で関係する人との関わりを調整すること
- 認知クラフティング
→仕事に対する考え方・捉え方を工夫すること
この3つのアプローチを6つの要素に当てはめることで、やりがいを見出していきます。
考え方や行動を工夫することで、自ら仕事にやりがいを見出すことが可能です。
もちろん、その中にも「転職」を入れてもいいでしょう。
柔軟な思考で、ひとつひとつ取り組んでみましょう。
自ら問いを立て内省し、具体的な行動を決めて実行するというのが一連の基本プロセスです。
「成長」できているか
まずは「自分が成長できているか」「成長が楽しいと思えるか」を確認しましょう。
成長の機会を積極的に探し、自分の強みを活かせる業務に取り組むことが重要です。
- そもそも成長を楽しめるほど強みが発揮できる仕事か
- もっと強みを発揮し、成長するためにはどうしたらよいか
【具体的な行動の例】
- 興味のある新しいプロジェクトに挑戦する
- スキルアップのための研修を受ける
- 強みを発揮できていないなら、「強み」を特定するワークを行ってみる
- 信頼できる先輩からのフィードバックを受ける
- お客様からの評価を可視化する
「自律」できているか
「仕事の裁量権を持っているか」「仕事に振り回されずコントロール出来ているか」を確認しましょう。
- 仕事を自分のコントロール下に置けているか
- 裁量権のある仕事が出来ているか
【具体的な行動の例】
- 単月の目標設定を習慣化する
- 優先順位の低い仕事は積極的に断る
- 小さなプロジェクトから始めてみる
- 副業などで小さくビジネスを始めてみる
「貢献」できているか
「自分がどれだけ貢献できているか」「貢献を実感できているか」を確認しましょう。
- 誰にどのような貢献をしているか
- 本心から「貢献できている」と実感できているか
- 何があったら「貢献している」と実感できる
【具体的な行動の例】
- 自らフィードバックの場を作ってみる
- 同じ仕事をしている人とSNSで繋がってみる
- お客様からの感謝の言葉を集める(アンケートなど)
- 積極的に同僚のフォローをする
「承認」されているか
承認される程の成果が出せるような「強み」を発揮できているかを確認しましょう。
- お客様・同僚・上司から認められているか
- 認められる「強み」を発揮できているか
- 認められることで安心感が得られているか
- 認められる評価基準を理解しているか
【具体的な行動の例】
- 職場の同僚とのコミュニケーションを増やしてみる
- 自分の成果を見える形にし、言葉にする
- 報酬関係なく小さなことでも積極的に他者貢献する
「価値観」に沿っているか
自分の価値観と、所属する会社の価値観・理念の一致具合を確認しましょう。
- 自分の価値観は明確か
- 自分は仕事を通して何を実現したいか
- 会社の理念を理解しているか
- 自分と会社の価値観は合致しているか
【具体的な行動の例】
- 価値観を整理するワークをやってみる
- 仕事の目的を明確にする
「報酬」は受け取れているか
「受け取っている報酬」「報酬に対する満足感」を確認しましょう。
- 金銭的な報酬は適切か
- そもそも満足できる報酬はどれくらいか
- 感謝といった無形の報酬は受け取れているか
【具体的な行動の例】
- 自分が満足のできる報酬の金額を明確にする
- 何が自分の報酬になっているのかを内省する
- 報酬に値する成果が出るよう「強み」を発揮できるような仕事に転職する
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やりがいを見出すメリット
やりがいを見出すことで得られるメリットは、以下の4つです。
- 「仕事=つらいもの」から卒業できる
- 成果が出る
- 成長が楽しくなる
- 「つらいこと」がつらいことじゃなくなる
「仕事=つらいもの」から卒業できる
多くの人が「仕事=つらいもの」と感じています。
しかし、やりがいを見出すことでその認識は大きく変わります。
今までの常識が書き換わるのです。
やりがいのある仕事は、ただの労働ではなく自分の強みを発揮できる場に。
毎日の仕事が楽しいものに変わり、つらさやストレスが軽減されるのです。
このような変化は、日々の生活全体が充実することに繋がります。
結果的に、仕事が楽しみとなり、人生の質も向上するのです。
成果が出る
成果を出すためには、継続することが必須です。
やりがいを感じる仕事は、成果を出すための「粘り強い継続」を可能にします。
やりがいが没頭と楽しさを生み出すことで、勝手に継続できてしまうのです。
成果が出るのも自然な流れ。
その成果は自信や達成感を生み、さらにスキルが向上する好循環が生まれます。
成長が楽しくなる
やりがいを感じる仕事は、成長の楽しさを実感させてくれます。
成長の手応えを感じやすく、モチベーションも持続するのです。
やりがいを感じる
↓
成長が楽しくなる
↓
成果が出る
↓
さらにやりがいを感じる
↓
さらに成長が楽しくなる
↓
さらに成果がでる
このような無限ループが生まれることで、スキルや経験がどんどん向上します。
仕事に対する積極的な姿勢も強化されることでしょう。
自然と周りの評価も上がります。
結果として、仕事の質と満足度が双方とも向上するのです。
「つらいこと」がつらいことじゃなくなる
仕事にやりがいを見いだせていれば、「つらいこと」の認識が変わります。
「つらいこと」ではなく、「乗り越えるハードル」という捉え方に変わるのです。
【例】
つらいけど、乗り越えたらもっと成長できる
つらいけど、待ってるお客様がいる
大変だけど、同じ仕事仲間・チームに貢献できるのが嬉しい
大変だけど、成し遂げたら社会にいい影響を及ぼすことができる
少々つらくても、それ以上の良いことが待っていれば耐えられるもの。
つらいことが起きても「頑張りたい」と思えるのです。
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【注意】やりがいを見出すためにやってはいけないこと
仕事にやりがいを見出すことは非常に重要。
しかしその反面、注意すべきことがあるのも事実です。
やりがいを見出す際、以下の2点に注意しましょう。
- 6つの要素のバランス
- やりがいに固執してしまう
6つの要素のバランスが重要
やりがいを構成する6つの要素は、「どれか1つを満たせば良い」というものではありません。
バランスが重要です。
1つに偏りすぎることで他の要素が欠けてしまい、やりがいが失われることは往々にしてあります。
【例】
- 報酬ばかりを追求
→自分の成長がおろそかになる
→仕事を自分のコントロール下に置けない
- 成長ばかりを重視
→成長を貢献につなげることを怠ってしまう
→成長すること自体が目的化し、仕事に活かすことができない=成果が出づらくなってしまう
やりがいを見つけるためには、この6つの要素をバランスよく満たすことが大切です。
また、それぞれの要素はゼロヒャクで判断できるものではありません。
「じわじわと満たされている実感が湧いてくる」というのが、実際のところでしょう。
焦る必要はありません。
「満たされていく肯定を楽しむ」くらいの気持ちで居ましょう。
日々内省を繰り返し、じっくりと実感することが重要です。
やりがいに固執すると目的を見失う
「やりがい」というものは、6つの要素が満たされた”結果”として湧き出るものです。
やりがいそのものは目的ではありません。
言ってしまえば「おまけ」のようなもの。
- 成長できて楽しい
- 自分で仕事をコントロールできて面白い
- お客様からの感謝が嬉しい
- 仲間からも認められて安心できる
これらの感情や感覚の総体を「やりがい」という言葉で表しているに過ぎません。
「やりがいを持たなきゃ!」
「これはやりがいなのかな?」
このように「やりがい」そのものに固執するのはナンセンスです。
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やりがいを見出す方法に悩む人によくある質問
仕事にやりがいを見出すための方法について、よくある質問をまとめました。
以下の項目を参考にしてください。
- やりがいがないのは当たり前?
- やりがいを求めるのは甘え?
- やりがいを感じることはなぜ大切なの?
- やりがいのない仕事はやめていい?
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まとめ:仕事のやりがいを見出すたった1つのコツを解説!重要な6つの要素を紹介!
仕事のやりがいを見出すコツを解説しました。
やりがいを構成する以下の6つの要素を、バランスよく満たすことが重要です。
- 成長
- 自律
- 貢献
- 承認
- 報酬
- 価値観
そして6つの要素を満たすためには、以下の2点が有効。
- 「強み」を特定すること
- ジョブクラフティング
とはいえ、これを冷静に判断するためには、高度な抽象的思考が要求されます。
内省のスキルも求められます。
難しい場合は、第三者の視点を借りることをオススメします。
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