甲子園に感動する人は「5.3倍」熱狂した人生を送り、「2.2倍」仕事にも情熱を注ぐ。「もらった感動」は大人たちの明日の燃料になっている

調査の結果、甲子園(夏の高校野球)を見て感動する社会人は、そうでない人と比べて5.3倍熱狂した人生を生き、2.2倍仕事にも情熱を注いでいることが判明。また、熱狂できない一番の理由は「GOALの欠落」。

認知科学に基づくコーチングを法人・個人に提供する株式会社ミズカラ(本社:東京都千代田区、代表:山宮健太郎)は、このたび25歳~59歳の男女500名を対象とした「夏の甲子園と人生の熱狂度の相関」に関する意識・実態調査を行いました。
※本記事に含まれる調査結果は引用・転載可能です。ご掲載頂く際は、必ず『㈱ミズカラ調べ』 と明記の上、参照リンクの設定をお願いします。

目次
松田 皓太 株式会社ミズカラ CEO

経営・マーケ戦略の専門家。銀行、Salesforce社にて従事した後、起業・メディア売却。その後株式会社ミズカラに参画し、CEOとして戦略立案や組織設計を担う。

夏の甲子園に感動するのは、日本人の約半数(48.6%)

はじめに、「甲子園(夏の高校野球)を見たら感動しますか」と聞いたところ、約半数の48.6%が「感動する」と回答。「感動しない」は30.4%、「見ていない」が21.0%という結果になりました。甲子園を見る社会人の大半は、単に観戦するだけでなく熱く闘う球児の姿から感動を得ているということが改めて確認できました。

甲子園に感動する人ほど、熱狂した人生を送っている(差分は5.3倍)

夏の「夢中・熱中」の代名詞ともいえる夏の甲子園。それを見て「感動する人」と「感動しない人」では、人生や仕事の向き合いにおいて何か違いがあるのでしょうか?その疑問を明らかにするため、まずは両者に「自分も甲子園球児のように、熱狂した人生を送りたいと思いますか」という質問を投げかけてみました。

結果は明白で「すでに熱狂した人生を送っている」と答えた人は感動層では20.6%、無感動層は3.9%。実に5.3倍もの差が生まれました。さらに顕著だったのが「人生は別に熱狂する必要はない」と考える人の割合で、感動層は6.6%だったのに対し、無感動層は53.3%と8倍の差。甲子園を見ても感動しない人たちは、その大半がそもそも「人生において何かに熱くなる必要性」自体を感じていないということがわかりました。

甲子園に感動する人は、そうでない人の2.2倍 仕事にも熱狂している

つづいて「現在の仕事への熱狂度はどれくらいですか」と聞いたところ、甲子園に感動する人の約3割(28.8%)は現在の仕事にも情熱的に取り組んでいると回答。一方で甲子園に感動しない人は約1割(13.2%)に留まりました。

両者の差分を細かく見てみると「熱狂していない」の割合はおおむね同率であり、「どちらとも言えない」で差分が発生。明らかに嫌な仕事は別として、「とりたてて不満はない」仕事をしている場合にそれぞれの人のスタンスや解釈によって仕事の没入度に差が生まれることが示唆される結果となりました。

\ 仕事に熱狂するヒントをつかむ

仕事に熱狂できない一番の理由は「GOAL・目標」の欠落

さらに上記質問で「仕事に熱狂していない」と回答した人に対して、その理由を聞いてみました。最も多かった回答は「熱狂できるGOALや目標がない」で、甲子園感動層で38.8%、無感動層は23.9%となりました。

「甲子園」という明確な目標を仲間と追える高校球児と違い、社会人になると無条件で熱くなれるGOALや目標を持つことは非常に困難になります。運よく職場の仲間と熱いGOALを追える環境に入れればいですが、そうでない場合、熱く生きるためには自分自身でGOALを見つけ出す必要があります。個人の内発的なパフォーマンスを引き出す認知科学コーチングにおいても、まず最初にコーチがやることはその人が奮い立つGOALを共に見い出すことです。

「もらった感動」はどこへ行く?

よく映画を見て「感動をもらった」という感想があります。今回の調査結果からは感動する何かを見たとき、そこから何らかのインスピレーションを受け取り、明日からの仕事への糧とする人もいれば、そうでない人もいるということが見えてきました。

今回の調査では「夏の甲子園」という題材を通して、コンテンツへの感受性と人生の熱狂度・仕事への没入度には一定の相関性があることが確認できました。仕事に熱狂している人は、「そもそも人生とは熱いものだ」という前提意識を持ち、おそらく夏の甲子園に限らず他のあらゆるコンテンツからも前向きなインスピレーションを得て、日々前進を続けていると推察できます。仕事や人生の大切なことにしっかり情熱を注げるように、意識的に良質なコンテンツに触れて「感情を動かす」習慣を持つことは意義のあることだといえそうです。

【調査概要】
・調査名:「夏の甲子園と人生の熱狂度」の相関調査
・調査対象:25~59歳男女 有職者 500名(全国)
・調査期間:2025年7月30(水)~ 7月31日(木) 
・調査方法:インターネット調査

\ もらった「感動」を人生の熱量に

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この記事を書いた人

神保 康介のアバター

コピーライター/外付け編集長/マーケター|広告生まれ、編集育ち|リモートシフトを機に16年間の東京生活に終止符を打ち、淡路島にiターンし独立。◀ベーシック「ferret編集部」で編集長業務&記事広告50本執筆◀カカクコム「キナリノ編集部」で広告部マネジャー/記事広告70本執筆◀DeNA「iemo編集部」で広告制作ディレクター/記事広告50本執筆◀アサツー ディ・ケイ(ADK)でアカウントプランナー◀新卒で上京し、日経社でアカウントプランナー◀関西学院大学 卒業(2004年)

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