転職を考えているけど、本当に転職したほうがいいの?
みんなどうやって決断しているの?
この記事では転職に踏み切れない理由と対処法について、わかりやすく解説します。
「転職を考えているけどためらいがある…」
「内定をもらったのに転職を決めきれない…」
「転職の決め手って何だろう?」
実際、転職活動を進める中で、不安や迷いがでてきたり、決断ができずに悩む人は少なくありません。
人生における大きな転機だからこそ、簡単には踏み切れないものです。
この記事ではキャリアのプロが、転職に踏み切れない理由とその対処法を詳しく解説します。
この記事を読めば、もやもやとした不安が明確になり、決断すべきことが見えてくるはずです。
自分の人生を見つめ直し、イキイキと働ける毎日を実現しましょう。
転職に踏み切れないと悩む人の多くが、自分の進む道が「正解」かどうか、不安に感じています。
自分の人生をどう歩んでいきたいか、そのイメージをつくることが第一歩です。
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転職に踏み切れず決断に迷ってしまう理由
「転職が当たり前になった」のは本当でしょうか?
転職市場をみてみると、転職希望者数は過去最高を更新していますが、転職実現率(希望の転職を実現できた率)は過去13年間で最低を記録しました。
キャリアコーチング研究所
転職をしたい人は増加傾向の一方、「転職を決断する」人は増えていないのです。
転職のベストタイミングを考えるのは難しいですよね。
ここでは、転職に踏み切れず決断に迷ってしまう理由を解説します。
- 人生の全体像を描けていないから
- 自分に自信を持つことで決断ができる
人生の全体像を描けていないから
すべての転職希望者が、「今すぐ転職したい」と強い意欲を持っているわけではありません。
半数は「いずれ転職したい」という願望レベルで、実際に転職活動をしている人は15%程度です。
今すぐ転職する必要はないけれど、現状に満足していない人が多いんだね
転職活動者が転職をしていない理由として、以下のことが挙げられます。
- 自分に合った仕事がわからない
- 希望する仕事内容や労働条件とあわない
- 会社や家族に引き留められている
- 転職が不安になった
「自分にあう仕事がわからない」まま転職活動をすることは、ゴールがないコースを走り続けていることと一緒。
ゴールが決まっていないからこそ、転職活動を続けることもやめることも不安になってしまいますよね。
転職に踏み切れず決断に迷ってしまう理由、それは「人生の全体像を描けていない」から。
どんな人生にしたいかの具体的なイメージがかたまることで、ゴールを決めることができます。
今の状態に悩んでいるなら、どんな人生にしたいのか、人生の全体像を描くことにまず取り組んでください。
自分に自信を持つことで決断ができる
人生全体をイメージすることで、自分の本当の気持ちに気づくことができるはずです。
変わりたい気持ちに気づいても、自分に自信がないと一歩踏み出すのは怖いものです。
- 自分の経歴や職歴に自信がない…
- 転職に有利なキャリアやスキルを持っていない…
自分に自信が持てないときは、自分の強みを探すことから始めましょう。
強みは、特別なスキルや実績ではありません。
あなたにとって当たり前のことや、経験してきたこと、あなたの特徴とも言えるかもしれません。
目指す人生と、本当の強みを自分で理解することで、自信をもって決断ができることでしょう。
これこそが転職の決め手となります。
この記事では、転職に踏み切れない不安や迷いを乗り越えるための5つのステップを紹介します。
自分の強みを理解することで、自信をもって一歩踏み出すことができます。
ワークに沿って回答していくだけなので、ぜひ受け取って活用してください。
転職に踏み切れない人に知ってほしい!不安を乗り越える5つのステップ
転職に踏み切れない人が不安を乗り越えるために、ここでは5つの具体的なステップを解説します。
- ステップ1:なぜ転職をしたいのか自分に問う
- ステップ2:転職をする1番の目的を考える
- ステップ3:現職に残る選択肢を検討する
- ステップ4:不安の正体に名前をつける
- ステップ5:プロの意見を取り入れる
ステップ1:なぜ転職をしたいのか自分に問う
まずは、なぜ転職をしたいのか、あらためて自分に問いかけましょう。
理由は様々ですが、大きく分けると以下の5つに要素に分類されます。
- 人間関係
- 仕事内容
- 働き方(勤務時間、有給休暇制度、在宅勤務など)
- 給与
- プライベート
この5つのどれかに不満を感じたり、希望が生まれたり、もしくは複数の理由が重なることで、転職を考えるのです。
転職したい理由を書き出して、曖昧さをなくす必要があります。
なかなか言語化できないときは、感情ではなく事実や事柄に目を向けてみましょう。
- 転職を考えたきっかけは?
- 特に強く転職したいと思った出来事は?
- 1番不満を感じている事柄は?
これらの質問に答えていくことで、自分がなぜ転職をしたいのか、今すぐにしたいのか、どの程度したいのか、自分にとって転職が必要なのか、冷静に見つめ直すことができます。
ステップ2:転職をする1番の目的を考える
続いて、転職をすることで何を叶えたいのか、1番の目的を明確にしましょう。
転職したい理由が具体的であればあるほど、転職をする目的に変換することができます。
現状感じている不安や不満を、転職先でどうしたいのか。
転職をすることで、どんな自分を実現したいのか。
例えば、「年功序列の給与や評価が不満だから」という理由がある場合。
「成果が正当に評価され給与アップを実現したい」という目的に置き換えられます。
複数ある場合には、その中でも絶対に譲れない1番の目的を考えます。
「目的があって転職する」と自分自身が納得することで、転職に踏み切る動機付けになることでしょう。
ステップ3: 現職に残る選択肢を検討する
次に、転職をする目的が、現在の会社で実現できないか、現職に残る選択肢を検討しましょう。
転職の目的によっては、会社の中で改善できる可能性もあるからです。
特に大企業であるほど、転職に匹敵するほどの変化をもたらします。
- 所属部署が変わる
- 職種が変わる
- 勤務地が変わる
転職活動をするのに、時間も労力もかかるのは事実。
新しい仕事や人間関係に不安を感じることもあるでしょう。
もし今の会社の環境が活かせるのであれば、それを利用するのも戦略的な選択のひとつです。
ステップ4: 不安にキャッチコピーをつける
転職に関する不安は誰にでもありますが、その理由は人によってさまざま。
もやっとしていて正体が掴みにくい…そんなときに役立つのが、心理療法の1つ「外在化」というテクニックです。
外在化とは、自分の中の悩みや不安に名前をつけて、それを自分とは切り離して客観的に捉える方法です。
- 今のスキルで本当に通用するだろうか
- 新しい職場で「使えない奴」と思われたらどうしよう
- 誇れる資格があれば…
こういった不安を自分自身に結びつけてしまうと、「こんな自分ではダメだ」と自信を失ってしまいがち。
一度この不安を「自分の外にあるもの」と捉えて「キャッチコピー」をつけてみましょう。
たとえば、「スキル不足モンスター」
このモンスターは、周りの成功者やデキる同僚を見ると出現します。
- モンスターが出るのは、もっと成長したい気持ちの裏返しなのかもしれない
- どんな武器(スキル)があれば、モンスターを攻略できるだろうか
不安を「自分の課題」として客観的に整理することで、具体的な対策がみつかります。
- 対策①羨ましさや妬ましさを「なりたい姿」に変換する
- 対策②ソフトスキル(コミュニケーション能力や問題解決能力など)を具体化し武器にする
不安をゼロにすることは難しいですが、付き合い方を見つけることで、一歩ずつ前進することができます。
あなたの不安もキャッチコピーをつけて、冷静に分析してみてください。
ステップ5: プロの意見を取り入れる
最後に、今までのステップで整理してきた心の内を声に出し、言葉にしてみましょう。
客観的視点で聞いてくれる相手がいいでしょう。
キャリアのプロに聞いてもらい、意見を取り入れることで、目指す人生像や叶えたい目的はより明確になります。
必要な行動を決断する後押しとなるのです。
「転職に踏み切れない」と不安や迷いを抱えているときこそ、プロの意見を取り入れてみましょう。
理想のキャリアについて一緒に考えていくキャリアコーチングがおすすめです。
転職を決断することで期待できるメリット
転職をすることでどんなメリットが期待できるのか、ここでは主な3つのポイントを紹介します。
- 年収アップや労働条件の改善
- 自分の生活や価値観を大事にできる
- 仕事へのモチベーションが高まる
年収アップや労働条件の改善
転職の目的が給与面や労働条件だった場合、希望条件に見合う転職先を探しましょう。
年収アップや労働条件が改善する可能性が高いです。
具体的な数値化や言語化ができているほど、転職先にしっかりと意図が伝わります。
また、自分自身の行動も変化し、実現に近づくでしょう。
自分の生活や価値観を大事にできる
転職によって、自分が理想とするワークライフバランスを実現できる可能性が高まります。
- 残業が減る
- 有給が取りやすくなる
- 在宅勤務ができるようになる
自分が望む働き方を叶えるために、制度や社風で転職先を選び、環境自体を変えられることはメリットといえます。
仕事へのモチベーションが高まる
今までやりたかったことが仕事になると、仕事へのモチベーションは爆発的に高まるでしょう。
自分の強みを活かせることでもモチベは上がります。
目指す姿や理想を具体的に描くことができるように。
全力で仕事に取り組み、楽しむことが期待できます。
転職をしないと決めることも決断である
転職をすることはゴールではありません。
実は、転職することがベストな解決策でないことが十分にあるのです。
転職のタイミングが今ではない、という結論に至る可能性もあります。
1番大事なことは、人生の全体像を描き、自分の強みを理解し、「自分で決める」こと。
「転職に踏み切れなかった」と自分を否定する必要はないのです
転職をしないと決断できたことは、あなたの自己理解を深める経験値になっています。
転職に踏み切れず悩んでいる人からのよくある質問
「転職に踏み切れない」と悩んでいる人からのよくある質問をまとめました。
- 転職するとき何を決め手にすればいいですか?
- 40代で転職するのは遅いですか?
- 転職しない方がいいパターンは?
まとめ:転職に踏み切れないときは自分の人生を再設計して決断しよう!
転職に踏み切れないときは、「自分の人生を再設計」してみましょう。
人生の全体像を描くことで、現状と理想のギャップが明確に。
目指すゴールに向けて決断すべきことが分かります。
目指す人生を実現するために転職が必要と導き出せれば、自信をもって転職を決断できるでしょう。
決断に向かいたいけれど、一人で不安を乗り越えられない人もいるでしょう。
- 自分に強みがあるとは思えない
- 踏み出す勇気がない
- 誰かに背中を押してほしい
人生の大きな決断だからこそ不安が尽きないあなたは、キャリアコーチに相談しましょう。
転職前提ではない客観的な立場で、あなたの人生を一緒に考えます。
自分の人生をじっくりと見つめ直し、イキイキと働ける毎日を実現しましょう。
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