会社や組織の一体感を高めるには?一体感醸成に向けた方法を解説

この記事のまとめ

組織の一体感を高める方法は?

一体感のある会社にするには?

組織や会社の一体感の高め方について、わかりやすく解説します。

「会社の一体感を高めるにはどうすればいい?」

「会社の一体感醸成には何が必要?」

「会社の一体感を高める具体的な事例は?」

マネジメント層の課題になるのが、組織の一体感を高めること。

まとまりのある組織が強いとわかっていても、なかなか実現できません。

会社の一体感を高めるために、何をすべきか悩む方も多いでしょう。

島田隆則

会社の一体感を高めるために大切なのは目標設定。

適切なマネジメント手法を用いて、組織の方向性を決める必要があります。

この記事では、会社の一体感を高める方法を解説。

最後まで読めば会社の一体感を高め方がわかり、まとまりのある強い組織を実現できるはずです。

会社の一体感を高めるために大切なのは、適切なマネジメントを行うこと。

認知科学に基づいたマネジメントを学び、一体感のある組織を実現しましょう。

効果的なマネジメント手法をまとめた動画をプレゼントするので、ぜひご覧ください。

目次
村岡 大樹 株式会社ミズカラ CEO

株式会社ミズカラのCEO。自身が経営する株式会社ミズカラで、累計2000人超が受講したキャリアコーチングサービス「キャリスピ」を提供。累計3社のM&Aを行い、グループ会社として事業拡大中。

松田 皓太 株式会社ミズカラ CSO

経営・マーケ戦略の専門家。銀行、Salesforce社にて従事した後、起業・売却。その後株式会社ミズカラに参画し、CSOとして戦略立案や組織設計を担う。

会社や組織における一体感とは?

一体感とは、その場にいる人々が同じ目標を持ち、一つにまとまることです。

会社であれば、組織が掲げる目標やビジョンのもと、一つにまとまることを指します。

島田隆則

組織が成果を出すには、一体感が不可欠。

同じビジョンのもとで一丸となって行動するからこそ成果が出ます。

一体感のない組織は、個人で動くことになり、成果はそれほどあがりません。

一体感を持っている組織ほど、より強大な成果を生みだせるでしょう。

一体感の醸成とは

一体感の醸成とは、時間をかけて一体感を作り出すことです。

一体感を作ろうとしても、すぐにはうまくいかないもの。

島田隆則

それぞれの目標やビジョンが違い、方向性がバラバラだからです。

一人ひとり考え方や熱量が違うため、一体感を生むには時間がかかるでしょう。

組織の目標やビジョンを徐々に浸透させ、一丸となることが大切です。

会社や組織に一体感が重要な3つの理由

会社や組織に一体感が重要なのは、以下の理由があるからです。

会社や組織に一体感が重要な理由
  • 企業や組織の成長に不可欠だから
  • 人々の価値観が多様化しているから
  • 働き方の多様化が進んでいるから

企業や組織の成長に不可欠だから

一体感が重要なのは、企業や組織の成長に不可欠だからです。

島田隆則

一つにまとまらないと、大きく成長できません。

社員がバラバラの職場では、出る成果も小さいものに。

社員が何人いたとしても、1人ずつしか成果が出ません。

組織として一体感があれば、大きな成果が出せるように。

島田隆則

1を10に、10を100にできるでしょう。

企業や組織が成長し成果を出すためにも一体感は必要です。

人々の価値観が多様化しているから

価値観の多様化も、一体感が重要な理由です。

島田隆則

社員の意識を合わせる必要があります。

価値観が多様ということは、人それぞれ考えが違うということ。

社員の自由にしていると、方向性がバラバラでまとまりません。

価値観が多様化しているからこそ、1つ明確な意識を持つことが大切。

会社として共通の意識を持つために、一体感の醸成が必要なのです。

働き方の多様化が進んでいるから

働き方の多様化が進んでいる点も、一体感が必要な理由です。

島田隆則

最近では、以下のように働き方が増えています。

働き方の多様化
  • テレワーク
  • フレックスタイム
  • 時短勤務

従業員同士が、同じ空間にいない企業も多いでしょう。

また、出社時間が違い、顔をあわせないことも増えてきています。

従来の働き方であれば、毎日顔をあわせるのでコミュニケーションがとれていました。

しかし、今は意図的にコミュニケーションをとらないと、意思疎通も大変な時代です。

島田隆則

別の空間で働いていても、同じ意識で働くために必要なのが一体感。

目指す先が一緒だからこそ、働き方が違ってもチームとして成果を出せるようになります。

会社や組織の一体感を高める5つのメリット

会社や組織の一体感を高めるメリットは以下の通りです。

会社や組織の一体感を高めるメリット
  • より高い成果が生まれる
  • 会社の風通しがよくなる
  • 従業員のモチベーションが上がる
  • 従業員の主体性が生まれる
  • 従業員同士で協力しやすくなる

より高い成果が生まれる

一体感を高めることにより、高い成果を生みだせます。

島田隆則

一丸となって協力できるからです。

一体感があると、1つの目標に向かって協力できるように。

社員同士の相乗効果も生まれるでしょう。

また、目標が明確なので、無駄な作業や仕事も減らせます。

社員がバラバラに動くよりも、高い成果を生みだせるのです。

会社の風通しがよくなる

一体感があることで、会社の風通しが良くなります。

島田隆則

コミュニケーションが活発化するでしょう。

一体感のある会社は、自然と会話が増えるように。

協力する場面が多いので、従業員同士の仲も深まります。

役割や立場に関係なく、必要なことを発言できるのがポイント。

コミュニケーションをとりやすい、風通しの良い会社になります。

従業員のモチベーションが上がる

一体感を高めることで、従業員のモチベーションが上がります。

島田隆則

同じ目標に向かって一丸と行動できるからです。

モチベーションを上げるために、仲間の存在は欠かせないでしょう。

仲間がいることにより、1人の時よりもがんばろうと思えます。

一体感のある組織は、同じ方向を向いて行動しています。

仲間の存在を感じ、モチベーションを上げられるのです。

従業員の主体性が生まれる

一体感が生まれることで、従業員の主体性も生まれます。

島田隆則

目標が明確だからです。

主体性に必要なのは、組織が目指す目標。

目標があるからこそ、自分で考えて行動できるようになります。

島田隆則

一体感のある会社は、何を目指すかが明確です。

社員も自分の役割を理解し、自分で行動できるようになります。

一体感があると目指す方向が明確なので、主体性も生まれやすいのです。

従業員同士で協力しやすくなる

一体感があることで、従業員同士の協力が増えます。

島田隆則

仲間意識が強くなるからです。

仲間意識があると、自然に協力できるように。

また、サポートの依頼や頼み事もしやすくなるでしょう。

従業員同士の距離感が遠いと、協力も依頼しにくいものです。

一体感があることにより、従業員同士の協力体制も作れるでしょう。

一体感のない会社や組織が持つ5つの特徴

一体感のない会社や組織が持つ特徴は、以下の通りです。

一体感のない会社や組織が持つ特徴
  • 組織としての目標がない
  • コミュニケーションが少ない
  • 従業員のモチベーションが低い
  • 自社への興味関心が低い
  • 連係ミスが多い

組織としての目標がない

一体感のない会社は、組織としての目標がありません。

島田隆則

方向性がなくバラバラになってしまいます。

目標がないと、従業員も行動に困るでしょう。

何をしていいかわからず、一体感は生まれません。

一体感を作るためには、明確な目標が大切。

会社としてどこを目指すのか明確にしましょう。

コミュニケーションが少ない

一体感のない会社はコミュニケーションが少ないといえます。

島田隆則

意思疎通の機会が足りません。

一体感を産むには意識を揃えるのが大事。

そのためにはコミュニケーションが必要でしょう。

会話する機会が少ないと、相手が何を考えているか分かりません。

結果として組織がバラバラになってしまいます。

従業員のモチベーションが低い

モチベーションの低さも一体感に影響します。

島田隆則

協力する体制ができません。

モチベーションが低いと、自分のことだけ考えがち。

同僚やチームへの意識が低くなります。

モチベーションが高いと、仲間のために頑張ろうと思えるように。

自然と協力できるようになり、一体感が増すのです。

自社への興味関心が低い

一体感のない会社は、従業員が自社への関心をもっていません。

島田隆則

他人事のように感じています。

社員が自社に対して興味がなく、「自分がよければ良い」の状況。

会社よりも自分を優先してしまいます。

最悪の場合、生産性低下や離職も発生するでしょう。

会社の状況に興味がなく、自分のメリットを優先しています。

連係ミスが多い

一体感のない会社は、連係ミスも増えます。

島田隆則

コミュニケーションが少ないからです。

一体感がないと、それぞれが自分の判断で動いてしまいがち。

連携しようとせず、自分がやりたいように行動します。

お互いが自分勝手に行動するので、連係ミスは増えるでしょう。

仕事の成果が出ない、トラブルが増えるなどの状況に陥るのです。

会社や組織の一体感を高める4つの方法

会社や組織の一体感を高める方法は、以下の通りです。

会社や組織の一体感を高める4つの方法
  • コミュニケーションの密度を高める
  • 組織の目標を明確にする
  • 行動指針を明確にする
  • 自己効力感を上げる

コミュニケーションの密度を高める

一体感を高めるためには、コミュニケーションが大事。

島田隆則

密度を濃くしましょう。

やりとりが少ないと関係性が薄くなります。

相手のために頑張ろうとする意欲は少なくなるでしょう。

コミュニケーションを増やせば関係性が深まります。

島田隆則

同僚のために、チームのために頑張ろうとします。

より良い関係性を築くため、コミュニケーションを増やしましょう。

組織の目標を明確にする

一体感のために、組織の目標を明確にしましょう。

島田隆則

方向性を示してください。

同じ方向を向いて、仕事ができるのは目標があるから。

同じ目標だからこそ一体感も生まれます。

組織としての目標を掲げ、社員に共有しましょう。

ただ掲げるだけではなく、社員が理解することが大事です。

行動指針を明確にする

どのように動くか行動指針も明確にしましょう。

島田隆則

社員が動きやすくなります。

行動指針がないと、どのように動くか迷ってしまいがち。

行動がバラバラで一体感が生まれない場合があります。

より一体感を増すためには、共通の認識を持つことが大事。

行動自身を明確にしておくと一体感が増すでしょう。

自己効力感を上げる

組織の一体感を増すには、自己効力感も大事です。

自己効力感とは、「自分たちならできる」という気持ちのこと。

島田隆則

できると思うからこそ、挑戦が生まれます。

自己効力感がないと、できると思わないので行動しません。

目標に向かって、一丸となって動くこともできないでしょう。

「自分たちならやれる」という自己効力感が、一体感には重要です。

自己効力感が重要な理由については、下記の動画もぜひご覧ください。

一体感を高める取り組みを行う会社の事例

一体感を高める取り組みを行う会社の事例を紹介します。

一体感を高める取り組みを行う会社の事例
  • 株式会社トヨタエンタプライズ
  • 株式会社マクロミル
  • 株式会社パネイル

株式会社トヨタエンタプライズ

株式会社トヨタエンタプライズが行うのは、「ICHIGAN活動」

島田隆則

以下のような目的で実施しています。

当社では、従業員の皆さんが、「トヨタエンタプライズの一員でよかった」と思える

会社をめざし、働く仲間同士の豊かなコミュニケーションと一体感の醸成に向けて、

「ICHIGAN 活動」と題し、全社的な取り組みを推進しています。

引用:株式会社トヨタエンタプライズ一体感醸成に向けた取り組み「ICHIGAN活動」

「ICHIGAN 活動」のポイントは、同じ目標に向けて行動すること。

同じ目標のもと行動することで、団結やふれあいを感じ、一体感を生みだします。

株式会社マクロミル

株式会社マクロミルが行うのは「ミルコミ」

島田隆則

社内報を刊行することで、一体感の醸成を目指しています。

社内報を刊行するのは、組織の情報を共有するため。

目標やこれまでの実績、会社の思いなどを共有し、一体感を生もうとしています。

会社の目標は掲げるだけではなく、共有されないと意味がありません。

全社員が確認できる社内報は、会社の意思を共有するものとして効果的でしょう。

参考:株式会社マクロミル「オープン社内報『ミルコミ』

株式会社パネイル

株式会社パネイルが実施しているのは、社内ラジオ。

島田隆則

社長自らパーソナリティを務めるラジオを配信しています。

社内ラジオを行うのは、コミュニケーションを活性化させるため。

ラジオが話題になることで、社員同士の会話が生まれます。

また、ラジオの内容は社員から募集するのも特徴です。

社長と社員のコミュニケーションのきっかけとなります。

ラジオゲストとして社員も参加できるため、一体感醸成に効果的です。

参考:株式会社リクルート「社内コミュニケーション活性化の秘訣は「大人たちが楽しむ」こと! 急成長&多拠点化で変わる職場を社内ラジオがつなぐ

会社や組織の一体感を高める際によくある質問

よくある質問

会社や組織の一体感を高める際によくある質問は以下の通りです。

  • 一体感を高めるとはどういうことですか?
  • チームの一体感を高めるには?
  • 一体感を醸成するにはどうすればいいですか?
一体感を高めるとはどういうことですか?

一体感を高めるということは、その場にいる人々が同じ目標を持ち、一つにまとまることです。

組織やチームとして、一丸となっている状態を指します。

一体感が生むことで、組織の成果が増すように。

協力体制も生まれ、より強固な組織となるでしょう。

チームの一体感を高めるには?

チームの一体感を高めるには、以下の行動が大切です。

チームの一体感を高める行動
  • コミュニケーションの密度を高める
  • 組織の目標を明確にする
  • 行動指針を明確にする
  • 自己効力感を上げる
一体感を醸成するにはどうすればいいですか?

一体感を醸成するには、以下のことを実践しましょう。

一体感を醸成する方法
  • コミュニケーションの密度を高める
  • 組織の目標を明確にする
  • 行動指針を明確にする
  • 自己効力感を上げる

まとめ:会社や組織の一体感を高めるには?具体的な方法を解説

会社や組織の一体感は、企業を大きくするために欠かせません。

島田隆則

一体感があるから、より大きな成果につながります。

会社や組織の一体感を高めるには、以下の方法がおすすめです。

会社や組織の一体感を高める行動
  • コミュニケーションの密度を高める
  • 組織の目標を明確にする
  • 行動指針を明確にする
  • 自己効力感を上げる
島田隆則

一体感を生むために大切なのは、マネジメント手法。

どのようなアプローチをするかによって、獲得できる成果は変わります。

おすすめなのは、信頼できるマネジメント手法を学ぶこと。

JCC認定キャリアコーチ養成講座で科学的なマネジメントを学んでみましょう。

JCC認定キャリアコーチ養成講座がおすすめなのは、認知科学に基づいているから。

科学的なアプローチでマネジメントを行うので、どのような組織でも成果が出ます。

とはいえ、どのようなマネジメントなのか気になる方も多いでしょう。

具体的な手法を動画でまとめたので、まずはこちらをぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

島田隆則のアバター
島田隆則 株式会社ミズカラ CBP

キャリアと組織開発の専門家。人材広告会社→株式会社リクルートキャリアを経て独立、現株式会社ミズカラ執行役員CBP(チーフビジネスプロデューサー)、日本認知科学コーチング協会理事、パーソナルジム「B_e Fitness」代表。ベストボディジャパン初出場にして日本一・元日本代表の実績を誇る。「キャリアの概念を変える」を掲げ、自身のYouTubeチャンネルでは本音のキャリア論を発信。

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