【徹底比較】正社員とフリーランスどっちがいい?収入・働き方・リスクを解説

この記事のまとめ

「フリーランスと正社員、どっちがいい?」

「フリーランスになりたいけど、失敗しないか不安…」

この記事ではフリーランスと正社員、それぞれの違いや向いている人の特徴について解説します。

「フリーランスと正社員ってどっちがいいの?」
「フリーランスに憧れるけど、リスクが気になるし不安だ」
「フリーランスに向いている人の特徴が知りたい」

時間と場所に縛られないフリーランスという働き方が気になりつつも、失敗するのが怖くて挑戦できない人も多いでしょう。

この記事では多くの人のキャリアチェンジ支援をしてきたコーチングのプロが、フリーランスと正社員のメリットデメリットや失敗しない方法について解説しています。

この記事を読むと、フリーランスと正社員それぞれの特徴やリスクへの対処方法がわかり、安心してキャリアを選択し挑戦できるようになります。

目標や計画を立てずに選択をしたり走り出したりしてしまうと、失敗したり大きなリスクを背負ったりしてしまいます。

焦って先走らずに、まずはあなたの理想の人生を設計することが大切です。

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目次
松田 皓太
株式会社ミズカラ CSO
株式会社ミズカラのCSO。同志社大学を卒業後、西日本シティ銀行に入社。2021年Salesforceに転職後、副業で株式会社ACILを経営。キャリアに関する情報を発信するメディア「ポジサラ」を運営。2023年会社売却をし、株式会社GOAL-B入社。日本一本質的なキャリア支援を目指し、今日も最高の1日を作り上げるメディアを運営。

フリーランスのメリット

フリーランスのメリット

フリーランスのメリットは以下のとおりです。

フリーランスのメリット
  • 働く時間を自由に選べる
  • 人間関係のストレスがない
  • 自分次第で収入を増やせる
  • 自分の好きな仕事を選べる

それぞれについて解説します。

働く時間を自由に選べる

フリーランスは働く時間を自分で自由に選べます。
朝早くに起きて出社する必要がないので、自分が起きた時間が始業時間です。

ミズカラくん

場所も自分の部屋だったりカフェだったりと、その日の気分によって選べます。

休暇も自分で決められるので、平日を休みにしたり仕事の調整をして長期休暇を取ったりすることも可能です。

人間関係のストレスがない

フリーランスは仕事で関わる人を自分で選べるので、人間関係のストレスがありません。

正社員は組織で働いているため、苦手な上司や同僚でも我慢して付き合い続けなければいけませんが、フリーランスなら自分で人間関係を管理できます。

クライアントとの関係性によってはストレスを感じることもあるかもしれませんが、付き合うクライアントも自分で選ぶことが可能です。

自分次第で収入を増やせる

フリーランスとして自分の能力を活かせれば、収入も青天井で増えていきます。

正社員の場合は昇給があったとしても微々たる額の企業が多く、会社の規定で決められている範囲でしか収入が上がりません。

一方でフリーランスは、自分で上げた成果の分だけ収入も増えていくので、実績を積めば正社員以上に稼いでいけます。

自分の好きな仕事を選べる

フリーランスは自分の好きな仕事で稼げるのもメリットです。

正社員の場合、苦手な分野の仕事もやらなければいけない場面が多くあります。

フリーランスは自分が好きだったり得意だったりする分野で稼いでいけるので、苦手な仕事をする必要がありません


自分で仕事の内容が決められるのもフリーランスのメリットです。

フリーランスのデメリット

フリーランスのデメリット

フリーランスのデメリットは以下のとおりです。

フリーランスのデメリット
  • 収入が安定しない
  • 孤独を感じやすい
  • 社会的信用を得にくい
  • 確定申告を自分でやらなければいけない

順番に解説していきます。

収入が安定しない

フリーランスは正社員と違って収入が安定しません

どんなに稼げたとしても、クライアントからの依頼が来なければ収入は途絶えてしまいます

ミズカラくん

継続で依頼を受けていても、クライアントの都合で突然仕事が来なくなるケースも多いです。

突然収入がゼロになる可能性もあるので、常に色んな場所へ行って自分を売り込んだり、資金繰りを調整したりする必要があります。

孤独を感じやすい

フリーランスは1人で作業する機会が多いので、孤独を感じやすいです。

ミズカラくん

仕事で悩んだり困ったりしたときも、すべて自分で解決しなければなりません。

正社員は組織で動いているので、困ったときの相談や解決先も簡単に見つかります。

すべての責任が自分自身にかかっているプレッシャーから、より孤独感を感じてしまうケースが多いです。

社会的信用を得にくい

フリーランスは社会的信用度が低いため、日常のさまざまな場面で不利に感じる瞬間が多いです。

フリーランスが不利に感じる場面
  • 結婚
  • 賃貸の契約
  • ローンの借り入れ
  • クレジットカードの新規作成

フリーランスとして稼げていない状態だと、結婚する際に相手の親に良く思われなかったり、部屋を借りるときや家を購入する際に不利になったりします。

クレジットカードを新規で作れない場合も多いので、正社員のうちに作っておくなどの対策が必要です。

仕事の営業でも相手が企業の場合、個人では相手にしてくれないケースも多いので、コツコツと実績を積み上げていくことが重要です。

正社員のメリット

正社員のメリット

正社員のメリットは以下のとおりです。

正社員のメリット
  • 収入が安定している
  • 社会保障が手厚い
  • 社会的信用度が高い
  • 確定申告は会社側がしてくれる

以下で詳しく解説します。

収入が安定している

正社員は毎月の給料が固定されているので、安定した収入が得られます。

ミズカラくん

フリーランスと違い、いきなり収入が激減するリスクも無いので安心して働けます。

正社員であれば、ある程度の額の収入は保証されるので、精神的にも安心できて貯金もしやすいです。

社会保障が手厚い

企業は法的に定められた福利厚生を従業員に提供する義務があります。

そのため、正社員は健康保険や厚生年金、雇用保険などの社会保険を受けることが可能です。

ミズカラくん

企業によっては住宅手当や通勤手当などの福利厚生も受けられます。

その他、妊娠や出産を経ても出産手当金育児休業給付金がもらえるので、育休中の一時的な収入減少にも備えられます。

正社員は社会保障が手厚いので、将来の不安が少なく安心して働けるのが最大のメリットです。

社会的信用度が高い

正社員は安定した収入が確保されているので社会的信用度が高く、クレジットカードやローンの審査が通りやすいです。

ある程度有名な企業の正社員であれば、名刺を渡しただけでスムーズに営業できるメリットもあります。

確定申告は会社側がしてくれる

正社員は会社の経理係や総務が確定申告を行ってくれるので、自分でやる手間がありません。

会社側に年末調整の用紙を提出する程度で、細かい計算はすべて会社側がやってくれます。

正社員のデメリット

正社員のデメリット

正社員のデメリットは以下のとおりです。

正社員のデメリット
  • 働き方の自由度が低い
  • 人間関係のストレスが多い
  • 収入が上がりにくい
  • 嫌な仕事もやらなければいけない

順に解説していきます。

働き方の自由度が低い

正社員は勤務時間が固定されていることがほとんどなので、時間の自由度が低いです。

企業によってはフレックスタイム制を取り入れており勤務時間を選べる場合もありますが、コアタイムは固定されていることが多いため、ある程度の拘束時間は取られます。

仕事の繁忙期によっては残業や休日出勤の必要もあるので、長時間労働になりやすいです。

勤務時間はどの企業も同じ場合が多いので、通勤時間に満員電車にもまれたり車通勤では道路の渋滞に巻き込まれたりして、毎日ストレスを感じるデメリットがあります。

人間関係のストレスが多い

正社員は一般的に組織単位で動くため、どうしても人間関係のストレスが多くなりがちです。

馬の合わない上司や同僚がいた場合、毎日顔を合わせて仕事をしなければいけないので、大きなストレスをともないます。

比較的人間関係に恵まれている職場でも、異動や転勤先で合わない人と一緒の部署になる可能性もあります。

上司ガチャ、同僚ガチャは運次第なので、外れた場合はひたすら耐えるか異動を待つしか方法がありません。

収入が上がりにくい

正社員は収入が安定しているメリットがある反面、収入が上がりにくいというデメリットがあります。

勤務年数によって昇給の機会もありますが、微々たる企業が多いです。

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フリーランスのように爆発的に収入が上がる可能性は低いです。

収入を上げたい場合はもっと給料のいい職場に転職するか、フリーランスになって自分で稼ぐしかありません。

嫌な仕事もやらなければいけない

正社員である以上、与えられた仕事は完遂する必要があります。

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自分にとって嫌だったり苦手だったりする仕事をしなければいけない場面も多いです。

企業から安定した収入や福利厚生を与えられている以上、自分の好き嫌いで仕事を放棄することはできません。

自分でやりたい仕事を選べないのは、正社員のデメリットです。

フリーランスと正社員の違い

フリーランスと正社員の違い

フリーランスと正社員の違いについて以下の観点から解説します。

フリーランスと正社員の違い
  • 収入
  • 福利厚生
  • 社会的信用度
  • 働き方

収入の違い

収入の違い

【正社員】
月給制または年俸制で一定の収入が保証される

【フリーランス】
業務委託契約で案件の単価や数によって収入が変動する

正社員は安定した収入がある一方で、大幅な収入アップは見込めません。

一方でフリーランスは収入の不安定さはありますが、請け負う仕事によっては収入が一気に伸びて正社員よりも大きく稼げる可能性があります。

福利厚生の違い

福利厚生の違い

【正社員】
・社会保険(健康保険、厚生年金)に加入できる
・有給や育休、介護休暇の制度も整っている

【フリーランス】
・自分で健康保険と国民年金に加入しなければいけない
・有給や育休、介護等の休暇制度はなし

正社員は健康保険や厚生年金に加入でき、保険料も会社側が折半してくれるので自己負担も軽いです。

ミズカラくん

また、雇用保険にも加入できるので失業した後に申請すれば失業給付金ももらえます。

有給や育休、介護休暇などの休暇制度もあるので、仕事を休んでも給料が減ることはありません。

一方で、フリーランスは国民健康保険と国民年金に自分で加入しなければいけません。

保険料も全額自己負担なうえに、年金も正社員の厚生年金と比べると将来もらえる年金額が低くなるので、老後に向けての備えも考える必要があります。

雇用保険や休暇制度もないので、失業しても失業給付金はもらえず仕事を休んだ場合はその分だけ収入も減少します。

社会的信用度の違い

社会的信用度の違い

【正社員】
社会的信用度が高く、クレジットカードやローンの審査が通りやすい

【フリーランス】
社会的信用度は低く、ローンや賃貸契約などあらゆる審査が通りにくい

正社員は会社に属しているという社会的信用があるので、賃貸契約やクレジットカードの契約、家の購入時のローン審査などが通りやすいです。

フリーランスは組織に属さず収入も安定しないという面から社会的信用は低く、あらゆる審査がスムーズにいきません。

ミズカラくん

営業の面でも正社員とフリーランスを比較すると、正社員の方が企業に信頼されやすいです。

働き方の違い

働き方の違い

【正社員】
働く場所と時間は会社の就業規則で決まっているため、自由度が低い

【フリーランス】
働く場所と時間は自分で決められるため、自由度が高い

正社員は勤務する場所と時間が会社側で決められており、休暇も会社の就業規則に則って取る必要があります。

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長期休暇が取れる企業もありますが、繁忙期や人員の問題で希望どおり取れないことも。

フリーランスは業務委託契約なので働く時間と場所は固定されておらず、どちらも自分で自由に決められます。

仕事の調整をすれば長期休暇を取ることも可能なうえ、旅行先で仕事をするワーケーションも実現できるので働き方の自由度は高いです。

フリーランスが向いている人の特徴

フリーランス 向いてる
フリーランスが向いている人の特徴
  • 決断力がある人
  • 自己管理能力が高い人
  • 仕事に対する責任感が強い人

フリーランスは働く時間や場所を自分で決められる自由度がある一方で、高い自己管理能力が求められます。

自分を管理する能力がないと、仕事を受けてもスケジュール通りに進められずクライアントに迷惑をかけてしまいます。

ミズカラくん

自由度が高い分、仕事に対する責任は重いので仕事に対する責任感も必要です。

正社員が向いている人の特徴

正社員 向いてる

正社員が向いている人の特徴は以下の3つです。

正社員が向いている人の特徴
  • 協調性がある人
  • 苦手なことも柔軟に対応できる人
  • 決められたルールをきっちり守れる人

正社員は組織で動くので、高い協調性が求められます。

苦手な業務も柔軟にこなせる対応力が必要で社内のやり方やルールに則って仕事をしなければいけません。

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ルールに沿ってチームで動くのが苦にならない人には正社員が向いています。

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ぜひ、自分のやりたいことや人生のゴールを見つけるための参考にしてみてください。

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【成功してるフリーランスに聞いた】失敗しないための3つのポイント

フリーランス 失敗しない

成功しているフリーランスに共通している、失敗しないための3つのポイントは以下のとおりです。

フリーランスが失敗しないための3つのポイント
  • 副業から始める
  • 自分の強みを見つける
  • キャリアコーチングを受けてみる

副業から始める

副業から始めれば、正社員のメリットを受けつつ副収入を得ることが可能です。

いきなりフリーランスを始めて失敗してしまうより、副業から始めた方が収入面でのリスクヘッジになります。

副業が軌道に乗って自信がついてきた段階で正社員を辞めれば、フリーランスとして失敗しにくいです。

自分の強みを見つける

フリーランスとしてクライアントにどんな価値を提供できるか、自分の強みを探しておくのも重要なポイントです。

強みとは、他者よりも苦労せずにできることや無意識にしていることを指します。

自分の強みが見つかり伸ばしていければ、強みを活かした分野でフリーランスとして活躍できる道筋が見えてきます。

キャリアコーチングを受けてみる

フリーランスで失敗しないために、事前にキャリアコーチングを受けてみるのも一つの方法です。

コーチングとは

コーチングとは自分の目標達成を実現させるための方法で、コーチとのマンツーマンセッションで質問により自分の課題と答えを引き出します。

コーチングにはさまざまな種類がありますが、フリーランスで成功したいならキャリアに特化した「キャリアコーチング」を受けることがおすすめです。

キャリアコーチングを受けることで、自分の強みややるべき行動が明確になり、キャリアに対しての迷いがなくなります。

コーチングについては、こちらの記事でくわしく解説しています。

フリーランスとしての成功事例とよくある失敗

フリーランスの事例

フリーランスとしての成功事例は以下のとおりです。

フリーランスの成功事例
  • 自分の実力で仕事が取れる
  • 会社員時代より収入が数倍上がる
  • 自分らしいワークライフバランスが手に入る

一方で、フリーランスの失敗例は以下があげられます。

フリーランスの失敗例
  • 無計画で始めると収入が途絶える
  • 社会保障が手薄になり、確定申告漏れのリスクもある

それぞれについて、くわしく解説します。

自分の実力で仕事が取れる

フリーランスは自分の実力で仕事を取る必要があるので、シビアな面もあります。

しかし、実力と実績があれば自分の力だけで仕事をどんどん取ることが可能です。

自分の仕事がクライアントの成果に繋がれば、自分の力で成果を出せたという充実感も得られます。

ミズカラくん

クライアントから感謝されると、会社員時代とは違った達成感が味わえます。

会社員時代より収入が数倍上がる

フリーランスとして実績が積みあがっていけば、取引するクライアントの数や報酬も上がっていくため、収入も比例して上がります。

実際に会社員時代の月収が13万円だったのに対し、会社を辞めてWebデザインで月収が70万円に上がったフリーランスもいるので、自分次第で収入は青天井です。

どんなに頑張っても給料が大きく上がることのない会社員と比べて、フリーランスは成果を上げた分、報酬も上がっていくのでモチベーションも上がり、さらに頑張れるという好循環もうまれます。

自分らしいワークライフバランスが手に入る

フリーランスは時間と場所が固定されていないので、自分の好きな場所や時間帯での仕事が可能です。

家での作業に飽きたら図書館やお気に入りのカフェなど、気分に合わせて好きな場所で仕事ができます。

近年ではフリーランス向けのコワーキングスペースも増えており、Wi-Fi設備フリードリンクなどのサービスも充実しています。

早起きが辛ければ遅い時間に起きて夜メインで作業しても問題ありません。

ミズカラくん

仕事の調整をすれば、長期の休みを取って気軽にバカンスにも行けます。

バカンス先で仕事をするワーケーションスタイルで働く人もおり、自分らしいワークライフバランスで働くことが可能です。

無計画で始めると生活が困窮する

フリーランスは収入が自分次第で伸びていくので魅力的に感じますが、計画的に始めないと収入が途絶えるリスクがあります。

ミズカラくん

実力や実績のないフリーランスに仕事を与えてくれる企業はほとんどいません。

始めは副業から実力をつけていき、十分な実績がついてからフリーランスを始めれば、収入が途絶えるリスクを回避できます。

社会保障が手薄になり確定申告漏れのリスクもある

フリーランスは正社員と比べて社会保障が手薄なので、いざというときに生活が困窮する恐れがあります。

病気やケガで働けなくなった場合の傷病手当金はなく、年金も国民年金なので将来もらえる年金も正社員(厚生年金)と比べて少ないです。

いざというときに備えて、フリーランスを始める前にある程度の貯金をしておけば、当面のリスクは回避できます。

また、フリーランスは自分で確定申告を行う必要があるので、収支の管理や税務の知識も必要です。

ミズカラくん

もし確定申告で申告漏れがあった場合、追徴課税支払わなければなりません

場合によっては税務署の調査が入る可能性もあるので、確定申告の時期は申告漏れのないように注意が必要です。

【フリーランスから正社員へ】リスクヘッジとマインドの持ち方

フリーランスから正社員へ

フリーランスのリスクヘッジとマインドの持ち方について、以下でくわしく解説します。

フリーランスから正社員へは十分戻れる

フリーランスを始めても上手くいかなかった場合、正社員として再就職できるのか心配な方もいると思います。

ミズカラくん

結論、フリーランスから正社員へは十分戻れます。

少子化により今後労働人口が減少していく一方なので、企業は慢性的に人手不足のところが多いです。

フリーランスの実績をうまく面接でアピールするなどして工夫すれば、正社員として採用してもらうことは十分可能です。

事前に撤退ラインを決めておく

フリーランスに挑戦しても始めはなかなか上手くいかず、軌道に乗らないケースも多いです。

このままフリーランスを続けるべきか悩む人も多いでしょう。

フリーランスを始める前に撤退ラインを決めておけば、フリーランスを続けるか辞めるかの判断がつきやすくなります。

例えば、ある程度の貯金をしておいて残り〇万円になったら正社員に戻るなどの撤退ラインを引いてしまえば、貯金が底をつくリスクヘッジができます。

ミズカラくん

再度正社員にもどって、自分らしい働き方を見つけていく方法も可能です。

副業から始めるのもあり

フリーランスとしてやっていくのに自信がない場合は、副業から始めてみましょう。

副業から始めれば、自分に適性があるのか正社員の収入を得た状態で判断できます。

向いていなかった場合は正社員を継続するか、別の副業を探してみるなどして別の方法も見つけられます。

フリーランスとして生計を立てるために必要な知識とスキル

フリーランスの知識とスキル

フリーランスとして生計を立てるために必要な知識とスキルは以下の4つです。

フリーランスに必要な知識とスキル
  • 自己管理能力
  • 営業力
  • 常に学び続ける姿勢
  • 税金と社会保険の知識

それぞれについて、くわしく解説します。

自己管理能力

フリーランスは仕事のスケジュールや収支管理、請求書の作成などをすべて自分で行うため、高い自己管理能力が必要です。

自分のスケジュールのミスで仕事に穴をあけてしまった場合、クライアントの信頼を失ってしまいます。

ミズカラくん

信頼を積み上げるのは大変で、失った信頼は簡単にはもどりません。

クライアントの信頼を得るためにも、仕事に対しての管理能力や責任感はフリーランスにとって必須スキルです。

営業力

フリーランスは自分で仕事を取らなければいけないため、ある程度の営業力も必要になってきます。

近年ではクラウドソーシングサービスも充実してきており、クラウドソーシング経由で仕事を取っている人も多いです。

ミズカラくん

営業する場所は1つに絞らず多方面から仕事を取っていくことがおすすめです。

営業場所
  • SNS
  • 自メディア(HP・ブログ)
  • 経営者の交流会

上記のように複数の場所で営業できる体制を整えておけば、仕事が途絶えるリスクを回避できます。

常に学び続ける姿勢

フリーランスは常に新しいことを学び続ける姿勢も重要です。

ミズカラくん

現状に甘んじていると、あっという間に競合他社に追い抜かれてしまうからです。

常に時代の流れやニーズにアンテナを張り、必要であれば1から学ぶという姿勢もフリーランスが生き残っていくのに必要なスキルです。

税金と社会保険の知識

フリーランスは確定申告を自分でやる必要があるので、ある程度の税金・社会保険の知識が必要です。

所得税や住民税、国民年金の保険料や将来もらえる年金額などを事前に把握しておけば、事前に備えられて生活が立ちゆかなくなるリスクを回避できます。

フリーランスと正社員どっちがいいかについてよくある質問

よくある質問

フリーランスと正社員どっちがいいかについてよくある質問は、以下のとおりです。

フリーランスにとって一番得する年収はいくらですか?

フリーランスにとって一番得する年収は一概には決められませんが、所得税率の観点で見ると年収330万円~900万円程度が一番お得です。

国税庁の課税所得と税率の関係を見ると理解しやすいです。

課税される所得金額税率控除額
195万円以下5%0円
195万円~330万円以下10%9万75,00円
330万円~695万円以下20%42万7,500円
695万円~900万円以下23%63万6,000円
900万円~1,800万円以下33%153万6,000円
1,800万円~4,000万円以下40%279万6,000円
4,000万円以上45%479万6,000円
国税庁のHPより引用

課税される所得税率に注目して見てみると、大体が10%単位で上がっているのに対して3%しか上がっていない層があります。

330万円~695万円以下は税率が20%なのに対して、695万円~900万円以下の層は23%です。

所得税率で考えると年収330万円以下がお得と言えますが、その場合は正社員の年収の方が高い方もいるでしょう。

収入と所得税率の観点で考えれば年収330万円~900万円程度あればフリーランスにとって一番お得です。

フリーランスと正社員は掛け持ちできますか?

フリーランスと正社員の掛け持ちは可能です。

正社員として働きながら開業届を出すこともできます。

掛け持ちなら、正社員としての立場を保てるのでリスクヘッジをとりながらの個人事業が可能です。

ただし、会社によっては就業規則で副業を禁止しているところもあるので事前の確認が必要です。

フリーランスから正社員に戻るのは難しいですか?

フリーランスから正社員に戻ることは十分可能です。

フリーランスが上手くいかなかったとしても、個人で仕事をした経験をアピールすれば高く評価してくれる企業もあります。

ただし、フリーランスは組織で仕事ができるのか不安と感じている企業もあるので、チームプレイや協調性があることをアピールしておきましょう。

まとめ:フリーランスと正社員どっちがいい?収入・働き方・リスクを解説

フリーランス まとめ

フリーランスと正社員はそれぞれにメリット・デメリットがあります。

フリーランスのメリットフリーランスのデメリット
働く時間が自由に選べる収入が安定しない
人間関係のストレスがない孤独を感じやすい
自分次第で収入を増やせる社会的信用度を得にくい
自分の好きな仕事を選べる確定申告を自分でやらなければいけない
正社員のメリット正社員のデメリット
収入が安定している働き方の自由度が低い
社会保障が手厚い人間関係のストレスが多い
社会的信用度が高い収入が上がりにくい
確定申告は会社側がしてくれる嫌な仕事もやらなければいけない

どちらが自分に向いているか分からない人は、リスクヘッジとして副業から始めてみると良いでしょう。

ミズカラくん

仮にフリーランスとして失敗しても、正社員にもどる道もあります。

フリーランスか正社員、どちらのキャリアが自分に向いているのか悩んでいる方はキャリアコーチングを受けてみるのがおすすめです。

コーチングを受けて自分の強みや適性が理解できれば、どちらを選んでも悔いのないキャリアを築いていけます。

コーチングについては以下の記事でくわしく解説しています。

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この記事を書いた人

松田 皓太のアバター 松田 皓太 株式会社ミズカラ CSO

株式会社ミズカラのCSO。同志社大学を卒業後、西日本シティ銀行に入社。2021年Salesforceに転職後、副業で株式会社ACILを経営。キャリアに関する情報を発信するメディア「ポジサラ」を運営。2023年会社売却をし、株式会社ミズカラ入社。日本一本質的なキャリア支援を目指し、今日も最高の1日を作り上げるメディアを運営。

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