【社会人になったら、二度目の自己分析を】”夢中になれない”社会人が4割。主体的なキャリア目標の欠落が幸福度を下げる要因に

仕事における幸福度低下の要因の1位は「主体的なキャリア目標の欠落(39.4%)」。一方で、年収が上がるほど「責任の増大による自分時間不足」への悩みが増大する傾向。

認知科学に基づくコーチングを法人・個人に提供する株式会社ミズカラ(本社:東京都千代田区、代表取締役 山宮健太朗)は、このたび25歳~59歳の働く男女500名を対象とした「仕事における幸福度低下の原因」に関する意識・実態調査を行いました。
※本記事に含まれる調査結果は引用・転載可能です。ご掲載頂く際は、必ず『㈱ミズカラ調べ』 と明記の上、参照リンクの設定をお願いします。

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松田 皓太 株式会社ミズカラ CEO

経営・マーケ戦略の専門家。銀行、Salesforce社にて従事した後、起業・メディア売却。その後株式会社ミズカラに参画し、CEOとして戦略立案や組織設計を担う。

4割が主体的な目標の欠落で幸福度を下げている

働く社会人500人に対する意識調査の結果、約4割が「主体的なキャリアの目標がなく、夢中になれていない」を幸福度を下げる要因だと答えました(39.4%)。一般的に仕事が始まると業務に忙殺されて自分の時間が持てなくなる。つまり2位の回答(27.8%)で悩む人が多いと思いがちですが、実際はそれより遥かに多くの人が「目標」を見失い、夢中・没頭といった高次な集中力を持て余している状況が読み取れます。

就職活動時には9割以上が自己分析に取り組んでいるといわれます。それにも関わらず、実際仕事を始めてみるとキャリアの目標を見失い、結果仕事に打ち込めずにいます。いま必要なのは、AIリテラシーやリスキリングではなく「そもそも自分は何をしたいのか」について改めて立ち止まって考えてみることではないでしょうか。

\ 改めて立ち止まって考えてみる

年収帯によって幸福度を下げる要因は変化する

また、今回の調査は年収帯によって抱えている悩みに大きく差があることもわかりました。年収帯別で見ると、主体的なキャリア目標の欠落に悩む層は年収500万円未満層に多く、年収が上がるにつれてその悩みは減少することがわかりました。逆に年収が上がるほど増えてくるのが果たすべき責任や役割の増加による自由な時間不足でした。年収800万円を超えると幸福度が上がりにくくなるといわれますが、このあたりに原因があるのかもしれません。

社会人になったら、二度目の自己分析を。

厳しい就職活動を乗り越えると、いよいよ社会人生活がはじまります。今までの勉強の成果を存分に発揮してがんばるぞ!と意気込むのもいいのですが、ここで一呼吸。冒頭の調査結果を思い出してみてください。「目標」を見失って仕事に夢中になれないという”10人に4人”に入らないよう、改めて自己分析をやってみてはいかがでしょう?

「ようやく就活を終えたのに、また自己分析⁉」と思うかもしれません。でも、同級生と横並びでスタートする就職活動、純粋に自分と向き合う自己分析は果たしてできたでしょうか?「アイツが商社なら自分は広告代理店だ!」というように、就活時はどうしても周囲に引っ張られてしまいます。

また、業務を全くこなしたことがない学生時代に考えられることにも当然限界があります。実際の業務も多少経験し、自分がどんな仕事が得意で何が苦手かがある程度わかってきたタイミングで、ぜひ二度目の自己分析をやってみましょう。コーチングでは、誰に言われなくても「自然とカラダが動いてしまう」領域のことを「自己機能」と呼びます。この「夢中の源泉」を特定することが、本当に自分を理解した大人として歩みはじめる最初の一歩目となります。

【調査概要】
・調査名:「仕事における幸福度低下の原因」の調査
・調査対象:25~59歳男女・有職者 500名(全国)
・調査期間:2025年8月26日(火)~8月27日(水) 
・調査方法:インターネット調査

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この記事を書いた人

神保 康介のアバター

コピーライター/外付け編集長/マーケター|広告生まれ、編集育ち|リモートシフトを機に16年間の東京生活に終止符を打ち、淡路島にiターンし独立。◀ベーシック「ferret編集部」で編集長業務&記事広告50本執筆◀カカクコム「キナリノ編集部」で広告部マネジャー/記事広告70本執筆◀DeNA「iemo編集部」で広告制作ディレクター/記事広告50本執筆◀アサツー ディ・ケイ(ADK)でアカウントプランナー◀新卒で上京し、日経社でアカウントプランナー◀関西学院大学 卒業(2004年)

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