ビジネスにおける自己組織化とは?
実現方法や成功した企業の具体例をわかりやすく解説!
「自己組織化ってどういう意味?」
「ビジネスで自己組織化が必要なのはなぜ?」
「自己組織化に成功した企業の具体例が知りたい」
変化の激しい現代社会で必要とされるのが自己組織化。
変化にいち早く対応するためにも、従業員だけで判断し、行動できる組織が必要です。
しかし、自己組織化を実現するのは大変。
- 代表の指示がないと動けない
- 従業員の主体性が物足りない
- 自己組織化の実現方法がわからない
経営者によくある悩みです。
この記事では、自己組織化を実現する方法をわかりやすく解説。
実際にビジネスで成功した企業の具体例も紹介します。
この記事を最後まで読めば自走して成果を出す組織を実現できるはずです。
自己組織化の実現には、従業員の主体性を高めてやる気を持ってもらうことが大事。
目標に向け自ら動ける社員へと成長するには、組織コーチングが効果的です。
今なら計12時間の組織コーチングを無料で体験できるので、ぜひご気軽にご相談ください。
\今なら12時間のコーチングが無料/
※強引な勧誘は一切ありません
自己組織化とは?ビジネスでの意味をわかりやすく解説
自己組織化とは、従業員が自己判断や意思で行動できる組織にすること。
それぞれの判断で動いているにもかかわらず、組織として統制がとれている状態です。
また、指示なしで行動することから、自由でクリエイティブな発想も生まれやすくなります。
もとは化学や生物学由来の言葉
自己組織化はもともと、化学や生物学で使われている言葉でした。
- 鳥が群れで飛ぶ
- アリが列で歩く
- 雪の結晶ができあがる
全部自己組織化です。
リーダーがいなくても成立する状態をビジネスに転用し、自己組織化と呼んでいます。
自己組織化がビジネス場面で必要な理由
自己組織化がビジネスで必要な理由は以下の2つです。
- 変化の激しい社会で生き残るため
- 働き方の多様化が行われているから
変化の激しい社会で生き残るため
変化の激しい社会を生き残るためには、素早い対応が必要です。
遅れるとチャンスを逃します。
一般的な組織の場合、リーダーが指示をし、部下が動きます。
変化の激しい現代では、数分数秒の遅れが致命傷を生みます。
必要なときに瞬時の判断を行うために、自己組織化が重要です。
働き方の多様化が行われているから
現代はテレワークなど、働き方の多様化が進んでいます。
職場以外で仕事をする人も増えました。
同じオフィスにいないことの難点は、指揮系統の難しさ。
指示を出すのが遅くなるケースもあります。
自己組織化ができていれば、従業員は自分の判断で動けるように。
管理職も安心してテレワークなどの実施に踏み切れるでしょう。
自己組織化を実現するために必要な要素
自己組織化を実現するためには、以下の3つが必要です。
- コミュニケーション
- 信頼関係
- 当事者意識
コミュニケーション
自己組織化で最も大切なのがコミュニケーションです。
なんでも話せる環境があります。
自由で円滑に話せるからこそ、仕事の質が上がります。
従業員それぞれが自由に動いても組織が成り立つのは、協力し合う環境があるから。
良質なコミュニケーションによって、自己組織化が成り立っています。
信頼関係
信頼関係があることも、自己組織化には必要です。
信頼していないと、従業員に任せられません。
自己組織化が成り立つのは「この人なら大丈夫」と思えるから。
管理職が従業員に任せるのは不安だと感じていたら、自分で指示を出すはずです。
また、従業員同士も、お互いを信用しています。
- この人ならこの仕事ができる
- このレベルまでやってくれる
- 自分のやりたいことが伝わるはず
信頼関係によって、指揮命令がなくても組織が一つにまとまっています。
当事者意識
従業員が自分事で考える、当事者意識も欠かせません。
自分事だから、重要な決断ができます。
個人に任せても成り立つのは、それぞれに当事者意識があるから。
また、普段から真剣に考えていないと、いざというときに決断できません。
何をすべきかわからず、周囲に判断を仰ぐことに。
従業員が自分事で考えているからこそ、大事な決断ができるのです。
経営理念を判断基準に決断しています。
経営理念を浸透させるコツは、下記の記事をぜひ参考にしてください。
自己組織化を行うメリット
自己組織化には、以下のようなメリットがあります。
- 臨機応変な対応がしやすくなる
- 意思決定の速度が上がる
- 代表不在でも意思決定ができる
- 主体性をもって仕事ができる
- 従業員の能力を活かしやすくなる
臨機応変な対応がしやすくなる
自己組織化を実現すると、臨機応変な対応を実現できます。
個人の判断で動けるからです。
急なトラブルやクレームなど、その場で対応すべき場合も。
対応を間違えた結果、より大きな問題につながるリスクもあります。
状況に応じた、臨機応変な対応を実現できるのです。
意思決定の速度が上がる
意思決定の速度が上がることも、自己組織化のメリット。
一般的な組織であれば、判断するのは上司。
上司に報告し、指示を待ち、それから動きます。
上司の判断を仰ぐ場合は、問題が起きることも。
- 上司に連絡がつかない
- 承認フローが長い
- 報告が正しく伝わっていない
対応が後手に回るでしょう。
意思決定が遅れることは、チャンスを逃すことにつながります。
代表不在でも意思決定ができる
代表がいない場合でも、意思決定できるのもメリットです。
社長や経営陣が、いつも会社にいるわけではありません。
休暇や出張、商談など対応できない場合もあります。
何かある度に代表の指示を待っていれば、物事は何も進みません。
自己組織化ができれば、代表の指示を待たなくても、会社の方針に沿って決断が可能。
主体性をもって仕事ができる
自己組織化によって、主体性を持つ従業員が増加します。
自分事として考えるからです。
主体性をもって仕事をすることは、成果や成長のために重要です。
誰かに指示を受けるより、自分でやりたいと思う方がやる気を出すのが人間。
自己組織化で主体性を持つことは、従業員がイキイキと働く環境を生み出します。
モチベーションアップに効果的な施策は、下記の記事をご覧ください。
従業員の能力を活かしやすくなる
従業員の能力を活かしやすいのも、自己組織化のメリットです。
自己組織化は、従業員が自由に業務を行える環境。
自分の強みを活かして、業務に取り組める状況です。
会社によっては適切な人材配置ができておらず、強みを活かせていないことも。
「指示だから」と我慢する従業員は多くいます。
自己組織化を実現すれば、それぞれが個性を生かして働けるように。
従業員の成果が出ないのは、適材適所の配置ができていない可能性も。
個々の能力の活かし方を下記記事で紹介しているので参考にしてください。
自己組織化を実現できるチームの特徴
自己組織化を実現できるチームの特徴は、以下の通りです。
- 挑戦しやすい企業風土がある
- 従業員の帰属意識が高い
- 経営理念が浸透している
- 従業員が学べる環境がある
挑戦しやすい企業風土がある
挑戦できる企業風土は、自己組織化を実現しやすくなります。
積極的に動きやすいからです。
自己組織化の特徴は、自分で判断し、行動すること。
挑戦しにくい風土だと、判断に迷いが出て動けなくなります。
失敗を恐れて決断できない。
あたりさわりのない無難な行動を選ぶ。
自己組織化とはいえません。
自己組織化を進めるためには、まず企業風土を変えることが大事。
企業風土の改革方法については、下記の記事で紹介しています。
従業員の帰属意識が高い
従業員の帰属意識の高さも、自己組織化には欠かせません。
自分事として考えています。
自己組織化ができるのは、会社のことは自分のことだと考えているから。
だからこそ重要な決断をして、行動できるのです。
組織のためになる行動が増え、組織としての成果が増すのです。
経営理念が浸透している
経営理念を浸透させることも、自己組織化には必要です。
判断基準を作りましょう。
自己組織化で組織がまとまるのは、同じ方向を向いているから。
それぞれが勝手な判断基準で動いていれば、組織はバラバラです。
経営理念という明確な基準があるから、組織が一丸となれます。
経営理念を浸透させる方法については、下記の記事をご覧ください。
従業員が学べる環境がある
従業員が学べる環境があると、自己組織化は推進されます。
個々がレベルアップできるからです。
自己組織化で成果を出すには、個々の能力が必要。
判断した内容を実現できるスキルが欠かせません。
企業は研修を実施したり、従業員が学べる仕組みを作ったりが大切。
自己組織化を達成した企業の事例を下記の動画でご紹介するので、ぜひご覧ください。
自己組織化を進める6つの方法
自己組織化を進めるためには、以下の6つの方法が効果的です。
- 現時点の課題を整理する
- 経営理念を浸透させる
- アクティブラーニングを実施する
- 個人面談を実施する
- 普段よりも少し高い目標を設置する
- 組織コーチングを実施する
現時点の課題を整理する
まずは現時点の課題を整理しましょう。
課題がわからないと対策できません。
たとえば、以下のような課題が考えられます。
- 挑戦できる企業風土がない
- 管理職が部下に仕事を任せていない
- 従業員のモチベーションが足りない
自己組織化を妨げる要因は何か考えてみてください。
経営理念を浸透させる
自己組織化実現に向け、経営理念を浸透させましょう。
経営理念をもとに、従業員は判断します。
経営理念は、会社の指針。
明確な指針があるからこそ、従業員は決断できるのです。
何度も周知したり、経営陣自ら伝えたりするなどして、浸透を図りましょう。
アクティブラーニングを実施する
従業員のスキルアップに向け、アクティブラーニングも効果的です。
アクティブラーニングとは、従業員が主体的に学習に取り組むこと。
グループワークやディスカッションなど、発言機会の多い研修がおすすめです。
座学だと知識を得るだけで終わり、身につかないことも。
自分たちで考えられるアクティブラーニングを実施してみてください。
従業員の能力を育てる方法については、下記の記事でも解説しています。
個人面談を実施する
コミュニケーション促進も兼ねて、個人面談を行いましょう。
関係性作りも重要です。
自己組織化が実現できるのは、なんでも話せる環境があるから。
発言や挑戦に不安を抱えると、萎縮して動けなくなります。
個人面談を通して、従業員に安心感を与えることが大事。
普段よりも少し高い目標を設置する
目標を立てる際は、いつもより少し高い目標を決めましょう。
「できないかも」くらいの高い目標です。
自己組織化には、従業員たちの向上心が大事。
普段通りで達成できる目標では、成長につながりません。
本気で努力すれば、届くかもしれない目標。
モチベーションを絶やさずに頑張るためにも、目標の位置は大事です。
「自分たちならできる」と思えるアプローチが重要です。
組織コーチングを導入する
自己組織化に向けて、組織コーチングを導入しましょう。
化学的なアプローチを行い、やる気や向上心を伸ばします。
組織コーチングが効果的なのは、以下の変化があるから。
- 企業風土が変わる
- コミュニケーションの質が変わる
- 従業員の主体性が伸びる
自己組織化に必要な要素が詰まっています。
自分たちで変革を行うのは、ノウハウもなく難しいもの。
組織コーチングを依頼し、プロの視点で改革を進めるのも大切です。
組織コーチングについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
自己組織化に成功した企業の具体例
自己組織化を実現した企業の例を3つ紹介します。
- 株式会社BUDDICA
- 株式会社WORKOUT
- 株式会社ユニポテンシャル
株式会社BUDDICA
株式会社BUDDICAの課題は、代表のワンマン経営だったこと。
代表の指示によって、部下たちが動く状態でした。
このままの状態では、組織を大きくできないと実感。
より大きく、強固な組織を作るため、組織コーチングの導入を行いました。
組織コーチングの導入によって変わったのは、以下の3点。
- 従業員だけで事業が進むようになった
- 代表がプレイヤーを離れても成果が出た
- 会社がより高い目標に向けて動けるようになった
従業員の主体性が成長し、ワンマン経営からの脱却に成功しています。
従業員がやりがいを持ち、主体性をもって働く組織へと生まれ変わりました。
株式会社BUDDICAの変化については、下記の動画もご覧ください。
株式会社WORKOUT
株式会社WORKOUTの課題は、「自分事化」
会社のビジョンや目標はあるものの、自分事にできていない。
マネージャーが自ら動ける組織を目指して自己組織化に挑戦しました。
自己組織化に向けて、組織コーチングを導入。
以下のような課題解決に成功しました。
- 役割を明確にして円滑な業務を実現
- 責任の所在を明確にして意思決定の速度上昇
- マネージャー達が自ら目標設定し、実行
業績に関しても、半年間で月商が1,300万アップ。
130%の成長を実現しました。
株式会社WORKOUTの変化については、下記の動画をご覧ください。
株式会社ユニポテンシャル
株式会社ユニポテンシャルの課題は、組織化ができていなかったこと。
元々は個人事業主の集まりで、主体性はあるもののバラバラ。
組織としてのまとまりに欠けていました。
自己組織化を目指し、組織コーチングを導入。
以下の改善に成功しています。
- トップダウン体制の脱却に成功
- 指示されたこと以外もできる組織に成長
- チームとして1つの目標に向けて行動できるように
組織も大きく拡大し、社員数は5人から10人へ。
月商は6ヶ月で120%成長を実現。
業績拡大がさらに見込めることから、さらなる人材採用も計画しています。
株式会社ユニポテンシャルの変化は、下記の動画もご覧ください。
自己組織化をビジネスで実現するためによくある質問
自己組織化を実現するためによくある質問は以下の通りです。
- 自己組織化とはどういう意味ですか?
- アジャイルにおける自己組織化とは?
- 自己組織的なチームとはどういうチームですか?
まとめ:自己組織化には組織コーチングが効果的
この記事では、自己組織化に必要な要素やメリットを解説しました。
変化の激しい現代社会では、素早い判断ができる自己組織化が欠かせません。
マネジメントが不要なのに、成果が出る状況を作り出すこともできます。
化学的かつ、人間の原理原則に基づいた手法なので、どの業種や組織にも効果が出ます。
GOAL-Bでは現在、12時間無料で組織コーチングを実施中。
- 従業員の主体性を伸ばしたい
- 代表不在でも成果を出せる組織にしたい
- どこかうまくいかない現状をとにかく変えたい
組織の課題に悩むなら、ぜひ組織コーチングで変化を体験してみてください。
\今なら12時間のコーチングが無料/
※強引な勧誘は一切ありません