
現在、調剤薬局の薬剤師として働きながら、経営塾の講師としても活動する先永さん。外から見れば申し分ない成功を収めているように見える彼が、「安定という名の不安」から脱却し、「30年間探し続けた自分」を2回のセッションで発見。それをきっかけに、管理職降格という大胆な決断と起業準備を同時に実現するまでの内面的な変化の軌跡をお聞きしました。


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薬剤師7年目、管理職が抱えていたキャリアの迷い
コーチング受講直前、当時はどんな状況だったんですか?
当時は「自分のキャリアがこのままでいいのかな」というのをすごく思っていました。
自分自身が生まれて今30歳になるまで生きてきて、何かチャレンジをして、周りに影響を与えられる人になりたいなというのをすごく思っていて。
30歳になったら自分自身の強みを見つけて、新たなチャレンジをしようというのはずっと前から考えていたんですよ。その時に、チャレンジをする一つの手段として「経営者になる」ということを昔から漠然と思っていました。
それで5年ぐらい前からそういった経営者のコミュニティに入って、いろいろと参加する機会が多かったんですよね。その時に知り合った社長が、「これから教育事業を始めたいんだ。先永くんに良かったら協力してほしい」と言われて。「先永くんの言語化する能力だったり、人にわかりやすく伝えるという能力がすごく欲しいんだ。だから一緒に協力して教育事業をやってくれないか」と具体的にオファーが来たんですよ。
それがコーチング受講前にちょうど依頼が来て。自分は医療系の畑だし教育事業とは全く違うから、「いや、これできるんかな」と思っていました。
昔からの夢の経営者になると決めたものの、確信が持てない状態だったんですね
そうです。まあ勢いだけで行ったものの、何もない素人の自分に何ができるんだろう? と。経営もしたことないし、ビジネスで大成したこともない自分が伝えられることって何だろうと思った時に、ずっと深掘って調べていった時に見つけたのが「認知科学」と「コーチング」というところが、講義とか人に伝えるという時の本質だと思って。そこで目標設定とか、それに対する行動進捗をしっかりと握るということが、めちゃくちゃこれ「ド本質」じゃんと思って。で、今それを最も勢いがあるところ、時価総額が高いところより、今最も時流に乗っているところはどこかな? というのをYouTubeを使って調べた時に、ミズカラに出会ったみたいな感じなんですよ。
幼少期の孤独が生んだ「経営者への憧れ」と、不純な動機で選んだ薬剤師という道

そもそも、なぜ幼少期から経営者に惹かれつつも、薬剤師の道を選んだんですか?
幼少期の時に、両親共働き・一人っ子というのもあって、一人になることが多かったんですよ。住んでいるところは社宅だったんで3つぐらい公園があって、いろんなところに行っては「友達いないかな?」って探し回って人とのつながりを求めるタイプだったんですよね。
その時に遊ぶ相手を見つけるんだけど、結局自分自身が最後まで残るんです。夕方になったら他の友達はお母さんが迎えにくるけど、自分は両親共働きなんで最後まで残って一人ぼっちっていうことがすごく多くて。
その時に、「自分はこれから何がしたいんだろう」とか「何のために自分は生きているんだろう」とか「自分って何なんだろう」とかって小さい頃に結構考えることが多かったんですよ。その時に一人で考えたり内省っていうのを普段からすごくしていたんで、「人って何のために生まれるんだろう?」とか「何のために死ぬんだろう」とか、哲学チックなところまで行ってしまって、それを考えると怖いみたいな。
昔から、漠然としたこととか想像できないことに対する不安がめちゃくちゃ大きくて。幼少期からそんな感じだったんで、自分自身が何をしたいのか、何者かを探す旅みたいなのをずっと生きてきてやってた感じなんですよ。で、高校2年生の時に、進路希望とかどういった方向性行くかみたいな面談があるじゃないですか。その時にも何も思いつかなかったんですよ。
ずっと考えている時に、自分って頭は良くないんですけど、学校のテストとか先生の出題傾向とか読むのがすごく得意だったんで、一夜漬けでめちゃくちゃ点数高い。でも全国模試とかそういった模試系統は最下位みたいなタイプだったんで、推薦しかなかったんですよ。
その推薦の時に小論文の練習をしていて、見た新聞記事に「医療系が安泰」みたいなこと書かれていて。「あ、医療系がいいんか、これからは」みたいなのをふと思って。その時に「医療系って何ができるんかな?」みたいなのをずっと頭の中で考えて、「いやでもドクターって思いつくけど、ドクターって頭いいイメージあるしな」みたいな。頭良くないんで「いや無理だよなぁ」とか。あとは何だろうみたいな、「看護師って女性の職場だし肉体労働だし、注射とか針刺すの嫌だなぁ」とか思って。
いろんなことを考えたんですけど、その当時全然働きたくなくて。大学生活もずっと遊んで楽しんでいたいし、汗かいたりとか嫌なタイプだったんで。
大学6年間あるし、大学のキャンパスライフも長くできるし、夏は涼しく冬は暖かいし、デスクワークでもなく肉体労働でもないし、頭良くなくてもまあいけるし、推薦でいけるわ、みたいな。それが薬剤師になった経緯でした。
未経験の教育事業オファー
──「枠越え」の決断と、確信を持てない不安
未経験の教育事業に「やります」と答えたのは、どんな心境だったんですか?
講義資料とかを作成するんですよね。その時に、「いやこれ、ビジネス本の方がよりいいこと言ってるわ」みたいなところに陥るわけで。で、1日ぐらいでバーっと何が本質的かっていうのを調べて、その時に「コーチング」って言葉が初めて入ったみたいな。
コーチングっていうのに行き着いたのが1日ぐらいで、そこから半日ぐらいでYouTubeで御社にたどり着いて、そこからもうすぐって感じなんで、多分知ってから1日ちょっとぐらいしか経ってないですね。もう、そう決めたら行動でしたね、その時は。
衝撃の自己発見──「30年間探した自分」が2回のセッションで見つかった瞬間
コーチングセッションの中で、最も変化のきっかけになったのはどのタイミングでしたか?
実は最初の時ですね。当時、講義資料をいち早く作って、自分の事業も開始させないといけないって切羽詰まってた状態で。
今でいう在り方(Being)とかどういうふうに伝えていくかみたいなのが全くわかんなくて。それを知りにコーチングセッションを受けに来てるんで、コーチに質問をたくさんしてた気がします。知識的な情報だけではなく、自分の体験が大事だなと思えたのが自己理解セッションでした。
自己理解で発見した「自己機能」について教えてください。
過去、自分が夢中にやっていた業務内容を棚卸しした時に、社内の新人研修とか多職種への講義とか、あとはプレゼン大会で優勝とか、業務を見える化して効率化することとかで。すべてに共通していることとして、めっちゃくちゃ「言語化」と「理想へのプロセスを描いて導く」をやっていたことがわかったんです。だから、この業務がたのしかったんだとか成果がでてたんだとか過去と繋がりまくって、本当に衝撃的で感動しました。
Have人間からBeing重視へ──経営塾での実践と月収50万円増の成果
自己機能を発見して、経営塾での講義はどう変わりましたか?
自分でも伝えられることがあるって自信を持てるようになったんですよ。
1回の講義で約2時間しゃべるんですけど、最初めっちゃガチガチで。今でも思い出したくないぐらい、お金払って聞いてくれてた人が情けで聞いてくれるって勝手に思っちゃうぐらい、めっちゃガチガチだったんですよ。
今では自己機能が明確だからこそ、参加者にないものを伝えられてるなって感覚があるから自信を持って講義ができています。そのおかげで堂々と話したりとか、不安を持たずに言い切ったりすることができるようになった変化がありました。結果としては、半年で50万以上という収入が得られるようになりました。
管理職を降りる決断──年収減少のリスクを乗り越えた「未来の自分」への確信
薬剤師と経営塾の両立の中で、葛藤はありましたか?
現職で管理職を降りる決断をしました。
「人との繋がりを大事にしてるから、人との繋がりを切れない」っていうのがあったんですよ。職場を転職とか辞めたりとかしたら、今いる職場の人とはもう会えなくなっちゃうとか繋がりが切れちゃうって勝手に思ってたみたいな。
でも実際は店舗の責任者ですごく仲いい人は別店舗の人とかなんですよ。そもそもそう会ってないみたいなことがわかって。
辞めても人とは繋がり続けられることに気づいたから管理職を降りる決断ができたってのはあるかも。そこは経営塾一発目とは違った部分のなんかこう枠越えでしたね。
これからの展望
──「大人のキッザニア」を作る夢と、組織コーチングへの道

変容した今、この先どんなことを考えていますか?
まずは会社を起業して、自分のこうやりたいことだけを楽しくやれる働き方に変えたいです。その先のビジョンとしては、なんか僕はすごくあのよく使っている言葉が「大人のキッザニア」で、大人が子供みたいにこうやりたいこととか、自分のなんかこうちっちゃい頃を思い抱いてる純粋な夢とかを叶えられるような、やっぱこう実現できるようなこう組織だったりとか、コミュニティを作りたいし、そういった社会を作りたい。
このコミュニティを形成したいとか組織っていうのは、ちっちゃい頃から経営者に漠然となるっていうところにつながってるし、数年前から経営者コミュニティに入った時のあの経営者コミュニティの関わりっていうのがすごくこう前向きで夢を話して自分が救われたので。
目指す方向としては、組織を変えれる人になっていきたいなって思ってて。それが今の経営塾の人たちがこう延長線上でつながってたりとか、事業がつながってたりとかっていうのも一つの選択肢では確かにあるかなっていう感じですね。
最後に、コーチングを検討している人へメッセージをお願いします。
僕が一番思ってるのは、抽象的だから分かりづらいけど、「一番の近道だ」とすごく思ってるんですよ。なんか一番最初に必要な「本質的なビジネススキル」だなと思ってるんで、ここを先に身につけたら見える世界が全部変わるというか。
何をやるにしても、どんな手段だとしても、全てがうまくいくっていうふうに思えるようになるのがコーチングのめちゃくちゃすごいところだと思うんで。だから絶対やった方がいいっすよね。絶対やった方がいい。
営業とかで例えるんですけど、何を売るかが問題じゃなくて「誰が売るか」が一番の問題。だから、自分自身を磨くっていうことが最も重要なビジネススキル。で、その本質が自分は認知科学とコーチングっていう理論にたどり着いたんで、僕はもうそこを本質って思ってるんで。一番なんか分かりづらくて、自分自身が捉えきれないところだけれども、そこへ向かっていくのが一番最短だよっていうのは、やっぱこうめちゃめちゃ確信度高く言えますね。
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