育休復帰後のキャリアがぼやけて見えた日々▶︎GOAL設定で描き直した未来のキャリア地図

大手人材会社で13年目、自分の得意な営業を活かした仕事でMVP受賞、年収800万円以上──。周囲からは仕事もママとしても「充実している」と見られていた鈴木真珠子さん(36歳)が、なぜ悩んでいたのか。

育休というタイミングでコーチングと出会い、「スキルを積み上げても、やりたいことは出てこない」という気づきを得る。GOALを設定してわずか3ヶ月半で「やるだけ」の状態に至るまでの、育休をきっかけとしたキャリア形成と向き合った結果得た内面的な変化の軌跡をお聞きしました。



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目次
松田 皓太 株式会社ミズカラ CEO

経営・マーケ戦略の専門家。銀行、Salesforce社にて従事した後、起業・売却。その後株式会社ミズカラに参画し、CEOとして戦略立案や組織設計を担う。

大手人材会社で13年目、MVP受賞──それでも「心が晴れなかった」理由

まず、鈴木さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

新卒で大手証券会社に入社しました。個人営業として2年半働いた後、現職でもある大手人材会社に転職。そこからずっと現職で、結婚情報商材の営業をしていました。半年だけ人事をした時期もありましたが、基本的には営業一筋で。

一人目の出産後、育休から復帰したタイミングで営業企画という職種に異動しました。

活躍してきた営業に戻るという選択肢もありましたが、私が心から楽しめる場所がない気がするとなぜか思っていたんです。

また、営業職のままだったらマネージャーまでできるので高いグレードを維持できるんですけど、子供がいる中で現役で働くスタイルを維持することが難しく、子供に合わせられる働き方や柔軟さを重視してグレードを一個下げてスタッフ職に挑戦したんです。

事業戦略や営業戦略戦術を立ててPDCAを回していく役割をしていました。営業経験を活かして、復帰してここでMVPを獲得したのですが心が全然晴れませんでした。成果を出しても、できてるよと言われても、心から喜べなかった。それが1年間ずっと続いていたんです。

成果は出ているのに、満たされない状態だったんですね。

そうなんです。今まで仕事は自己成長のためで、「お金もらってて最高」って思ってたんです。でも、育休から復帰して職種転換が重なって、「お金のために仕事してる」っていう状態になっちゃったんですよね。それが1年間続きました。

「何かを変えないと、この人生がずっと続く」

コーチングを受けようと思ったきっかけは?

コーチングという言葉は4、5年前から知っていました。会社の先輩がコーチングを受けていたり、自分が管理職をやった時にメンバーを動かすコーチング研修を受けたことがあったんです。ただ、なんとなく気にはなっていたんですけど、使うっていう選択肢は浮かばずに過ごしていました。

受けたいなと思ったきっかけなんですけど、一人目が生まれて育休から復帰したことが結構ポイントだったと思います。当時、営業だと夜に電話がかかってきたり、顧客対応で時間がずれたり、予測ができないっていうのと、遠くに行かなきゃいけない時もあったので、生活リズムが立てにくいなと思って。営業はすごい得意だったんですけど、営業企画っていう職種に変えたんですよね。

営業職だったらマネージャーとかまでできてグレードの高い階級が維持できるんですけど、階級を一個下げてスタッフ職に初めて挑戦したんです。スタッフ職はほとんど出社しなくていいのと、相手先が社内なんで何かと融通が利くから育児しやすいかなと思って。

今ではこれが「まずかったな」と思うんですけど、すっごいモヤモヤしたんです。

営業企画になったことで、自分が活躍している感覚が味わえない仕事内容に変わっちゃってたっていうのと、そのような仕事を限られた時間でやるってなった時に、子供ともうちょっと遊んでたいのに預けてまでやりたい仕事なのかな?ってすごいモヤモヤして。

いろんな表彰をされたり、仕事として成果は出てるんですけど、自分の心が全然晴れなくて、仕事が楽しくなかったんです。今まで仕事は自己成長のためで、お金ももらえて最高って思ってたんですけど、育休から復帰して職種転換したことで、お金のために仕事してるっていう状態になっちゃって。それが一年間続いて、成果を出しても、できてるよって言われても、何にも心が晴れなかった。

二人目を出産したら、「何か動かないとこの人生ずっと続くな」と思って、何かを変えようというのがコーチング受講を考えたきっかけです。

職種転換も一つの経験としてスキルが積めるかなと思ってたんですけど、スキルを積み上げてもやりたいことは出てこない。御社の広告をみた時に、やりたいことを決めてから、どうやって動くのかを決めないと、もう人生動かないというメッセージが強かった気がします。ゴールから設定しないと現実は動かないとか。

産後は時間に限りがあるし、考えるより先に体験セッションを一回受ければいいじゃんって思うタイプで、とりあえず広告で目に留まったキャリスピの体験セッションを申込し、そのまま受講しました。何気なく目に留まったと言っても、ここに惹かれたのは、やりたいこととか自分の得意なものが何か、っていうメッセージが結構強いからかなと思っていて。私って何ができるんだろう、何がやりたいんだろうって、多分すごい思ってたから、ミズカラのメッセージに共感するところがあったのかなと自分で思っています。

「優秀病」という衝撃の言葉──体験セッションで見えた自分

体験セッションはどうでしたか?

よかったなって思いました。今の私の状態を10分くらいバーッと説明した時に、「やりたいこと」が「やらなきゃいけないこと」にすり替わっちゃってるって言われて。それでもずっと成果が出し続けられちゃってるから、「自分はこれに合ってるんだ」とか「これでやっていけるのかな」って勘違いしちゃう。それを「優秀病って呼ぶんです」って言われたことをすごく覚えてます。

「優秀病」という言葉が刺さったんですね。

誰かのために何かやらなきゃいけない、その事業のために私はこうやって動くんだって、積み上げてきたもので自分の心が分からなくなっちゃってるんだよ、って。だから一個ずつ剥がしていって、自分の心を見つけないといけないんですよって言われました。私、結構素直なんで、「そっか」って思ったんです。じゃあそれどうやるの?っていう感じでした。

最終的な決断の決め手は何でしたか?

体験談もあるし、その人との話が良かったっていうのもあるんですけど、やっぱり「考えていても物事は動かない」って思ってるんです。育休復帰して忙しい日々に戻ったら、また自分を変える時間がないとか余裕がないとか言い訳が出てくる。この1年で何をしなきゃいけないのか、私は何に生きるのか、今の会社をどうするのかなど全部を片付けなくてもいいけど、「自分が何のためにこの時間を使っているのか」を明確にしないまま動くっていうことを絶対にやりたくなかったんです。だって1年後なんて、フルタイムで出社して仕事して、どこで自分の将来のこと考えるの?っていうのがわかっていたので。

「スキルを積み上げても、やりたいことは出てこない」という発見

コーチングを受けて、どんな気づきがありましたか?

自己理解を通じて強みを見つけるワークは、コーチと一緒じゃないとできなかったなって思います。客観的な視点を入れて、「真珠子さん、ずっとこれやってるよ」とか「今の話聞くと欲求ってこういうところにあるんじゃない?」って言ってくれて。「確かに」って言いながらスムーズに進みました。

でも、得意なことが特定できたからといって、やりたいことが見つかるわけじゃないんですよね。私ができることって、問題解決とか課題解決なんです。でもそれって、どの領域でも、どの場所でもできるじゃないですか。

そこで壁にぶつかったんですね。

結局、どの領域でその力を発揮するのかを決めなきゃいけないってなった時に、決められなかったんです。

その時、どう行動されたんですか?

「やりたいことの見つけ方」を検索して、いろんな起業塾の体験セッションを受けました。そこで出会った人に「どうやってやりたいことを決めたんですか?なぜですか?」って逆質問をしていました。自分のやりたいことを実現している人に話を聞いたほうが早いって思って

見えた本当のGOAL

具体的に、どんなGOALが見つかったんですか?

ゴールに向かって進みたいと思うものの、停滞してしまっている人に対して人の成功に貢献する問題解決コンサル&コーチングを提供したいと思っています。

私ができることって、問題解決とか課題解決なんです。

これまで得意だった仕事が、商談や企画の策定・推進で、商談では相手のニーズのヒアリングをする中で、困っていることと向かっていきたい方向のGAPを捉えてました。また、現状の整理をする時は、明確な定量数字に対して、何がどのくらい不足しているのか?とGAPを明確にして顧客と握ることをやっていました。

自分が無意識で苦なく夢中にやれちゃっている問題解決を活かして、前進したいのに停滞している人の理想を設定し、そこに進むために除外が必要な思い込みを書き換え、アクションプランを構築し、行動継続支援をすることで、現実に明確な差分が生じている状態を作ることに貢献していきたいと考えています。

これから挑戦する人へのメッセージ

コーチングを迷っている人に、何か伝えたいことはありますか?

一番は、「動きたいけど動けない、きっかけがあったら動ける」っていう人は、もう今すぐやってって感じかもしれません。

コーチの存在は、どんな意味を持ちましたか?

家族でもなく友達でもない自分の成功とか前に進むっていうのを心から応援してくれる伴走者を手に入れるっていうイメージですごく安心感があるなあって思ってるんですよ。

「これ、コーチに聞こう」「これ、コーチに褒めてもらおう」みたいな。すごいお金はかかるけど、なんかそういうのがいいなって思います。

最後に、今の心境を教えてください。

自分はどういう理想に向かって、どういうルートで動いていくんだっていう道が一個見えてるっていうのは、心の安定にも繋がるし、今生きてる理由とか時間をそれに費やす理由になってるなあと思います。

仕事をどう調和させていくかはまた別の話だから、それは年明けの段階でどうするかかなと思ってるんですけど楽しみになっています。

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この記事を書いた人

松田皓太のアバター
松田皓太 株式会社ミズカラ CEO

経営戦略およびマーケティング戦略策定と実行プロセスの構築・意思決定を担当。新卒で銀行に入行、法人営業職で複数回の表彰を受ける。2021年にSalesforceへ転職し、半年で営業表彰を受賞。その後株式会社ACILを設立し、WEBマーケ事業と2023年当時キャリアコーチング市場集客数No. 1WEBメディア「ポジサラ」を運営。2023年に同社を売却後、株式会社ミズカラに入社。CEOとして戦略立案や組織設計を担当。

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