
26歳、ドラマーを目指して9年目──。 バンド仲間のボーカルが大手音楽・映像会社に引き抜かれ解散、実家は売却寸前。挑戦しようと東京へ上京するも、生活のために音楽と無関係な契約社員として毎日パソコンの前で「何してるんだろう」と自問する日々。
吉田さんが、コーチングを受講し、どのように「すべての人の可能性を広げるきっかけになる」という本音のGOALを見つけ、わずか半年でミュージックステーション出演、THE FIRST TAKE収録、武道館公演という現実を手にしたのか。 現在はソロドラマーとして活躍し、来年には大物アーティストのツアーも控える飛躍が止まらない吉田さんに内面的な変化の軌跡をお聞きしました。


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「家族を救わなきゃ」──音楽の夢と現実の狭間で苦しんでいた26歳の葛藤

コーチングを受ける前、吉田さんはどんな状況だったんですか?
普通の26歳だったと思います。ミュージシャンをしていて、ある意味道を外している系というか。でも自分の中では、何かを成し遂げたいと懸命にがんばっていました。
大学でバンドを結成して、SNSでワンマンライブの様子をアップしたら、結成半年で大手音楽・映像会社からオファーが来たんです。でも事務所が欲しかったのはバンドではなくボーカルだけで、その子が「やってみたい」と言ったので応援することにしてバンドは解散しました。
ちょうどその頃、父親の収入がコロナ禍で激減して実家を売らないと回らないという状況になって。僕は夢もあったので上京していたのですが、妹が病気を抱えている状況だったので一緒に東京に呼び寄せました。当時は「絶対に僕がなんとかしてやる」「僕が家族を幸せにする、もう一回立て直す」という思いで、矢印が完全に家族の方向を向いていました。自分のことは、好きなことをやっているから向いているようで、全然自分の幸せとかは全く考えていませんでした。
当時の日常はどんな感じだったんですか?
音楽で生計を立てたくて東京に出たのに、気づいたら毎日パソコンの前にいるんです。通信会社の子会社で契約社員として週40時間働いていました。
朝9時から働いていることには満足していたんです。ミュージシャンって朝が弱くて、みんなめちゃくちゃ寝て昼に起きてバイトに行って夜10時に帰ってきて「今日何もしてない」ってなるパターンが多いので。でも働いている最中は「あれ? 俺、腕を振るつもりなのになんでこっち(キーボードを打つ手)が動いてるんだろう」って。本当に「何してんだろう」っていう感覚でした。
帰ってから人に会いに行く時も、「東京の人」みたいな勝手なフィルターをかけて、「丁寧に接しないといけない」「いい仕事をもらうために当たり障りのない関係を構築しないと」って、全然演奏とは関係ないところに気が行っちゃってて。人と話してても話している気がしない、心ここにあらずみたいな感じでしたね。

その「当たり障りのない関係」を作ろうとする癖は、いつ頃から身についたと思いますか?
昔から「これをすると大人が褒めてくれる」「これをすると親が喜んでくれる」という感覚がありました。小学校も中学校も委員長や生徒会を全部やったし、そうすると親が喜んでくれて、先生も好いてくれて内申点も上げてくれる。そうしないと自分に価値がない、とまではいかないですけど、それに近いものはありましたね。
目上の人には礼儀正しくいないといけない、ファーストコンタクトは絶対にいい印象を与えないと、という思いがずっとありました。2、3年前の自分で今日のこの時間を過ごしていたら、もうめちゃくちゃ正座してるだろうし、そんなに聞いてないのにめちゃくちゃ頷いたりとか、「絶対にこの大澤さん(インタビュアー)に嫌われちゃだめだ」みたいな感覚だったと思います。
「名詞で選んでいる」という広告が刺さった瞬間──コーチングとの出会い
コーチングはどうやって知ったんですか?
大学の時からみていたYouTuberが受けていたので「コーチング、ああ、あのYouTuberが受けてるやつね」という認識でした。
ある時を境に、急にインスタのストーリー広告に御社がすごく出てくるようになって。一応飛ぶじゃないですか、広告を。飛び続けていて、自分の調子がいい時に「まあ無料だし、ちょっと受けてみるか」ぐらいの気持ちで受けてみました。
印象に残っている広告はありますか?
島田さんが言う「名詞で選んじゃってる」というやつ。最初は意味がわからなかったんですけど、「俺のことか」ってなった時は結構印象的でしたね。
筋トレが好きで「パーソナルトレーナーになるのは間違い」みたいな広告を見て「あれ、違うの?」ってなったのを覚えています。そもそも昔ながらに「俺はリーダーだ」と思っていたので、「リーダー=社長」みたいになってたんです。
あと、副業を考えていたんですけど、結局何も始められていない自分がいて。「これなんでなのかなあ」と思っていた時に、ずっとその広告が流れて、「自分の強みとは?」「自分の強みは自分が思っているものと合っているのかな?」と、コーチングに対して主体的に疑問を持ちました。
「あなたの憧れる人は、営業をしていても憧れますか?」──体験セッションでの衝撃
体験セッションはどうでしたか?
もう忘れもしないですね。話の聞いてもらい方だったり、コーチの笑顔だったり、「こんなに話しやすい人いるんだ」という感覚でした。
憧れの人を3人挙げて、その3人の共通項は何か?という話がありました。僕はすごく見られ方を気にしていて、「ミュージシャンはミュージシャンとして生きていかないといけない」「だから他の仕事をするのはダメだ」と思っていたんです。例えば営業をすると、「音楽一本で食えてない」みたいに思われて、自分が弱く感じるとか、そもそも仕事を任されないんじゃないかとか考えていました。
でも担当コーチに「例えば、今、挙げた人たちが、営業をしてても憧れませんか?」と言われて憧れるなと。別に音楽一本で食ってなくても、コーヒー屋さんをやってても憧れるなと素直に思ったんです。
その気づきは大きかったですか?
改めて「見られ方をめっちゃ気にしてる自分に気付きました。結構、前例を気にするタイプなので、「この人がどうやって成功したか」とか偉人伝みたいなのを読み漁るタイプで、「こうじゃないといけない」みたいな固定概念がすごく強かったんですけど、体験コーチングだけでも「もっと自由なんだな」「自分が作っていけばいいのか」とか、考え方が広くなったというか、柔らかくなったというか、選択肢が増えた感覚でしたね。
素直に受け入れられる自分もいて、占いみたいな感じで「ああ、そういうところあるんだ」ってなる自分と、半分は「騙されないぞ」みたいな「どこで営業をかけてくるんだろう」とか疑いの目のような半々でした。
それでも申し込みを決めた理由は?
自分の置かれている状況と家族がその時一番最悪な状況だったので、これを解決するには自分がこのお金を払ってでも自分を変えるというか、自分を見つけて、稼げる自分になるんだという感覚を持って。コーチと話している時に、「もう、大友さんがどうしたいかです」と問われた時に、「あ、俺は今変わりたいからこれを受けてるんだ」と解釈しました。僕が「この金額を払うんですけど、そこで回収するつもりです」みたいなことを言った時に、軽い感じじゃなくて、信じ切ってくれている目というか「絶対行けます」と言われて、その気になっちゃうんですよね。何一つ笑われることもなく、本当に今の自分の状況を受け止めてくれた上で、自分のうちに秘めているものも信じてくれた上で「行けます」って言ってくれたんで「行けるか」みたいな感じで申込に至りました。
「親を喜ばせないといけない」という呪縛からの解放──REBOOSTでの気づき
セッションで印象に残っている場面を教えてください。
最初は、音楽と仕事を両立させて年収2億円稼いで、リーダーになるというGOAL設定をしました。でもこのGOALに進もうと頑張っていても、実際は家族の族の状況は変わらないし、まだ助けられていないということもあり、家族をどうしたら助けられるかなと毎日考えて、すごく顔が疲れていた時があって。
コーチに「絶対GOAL変えた方がいい。今GOALに苦しめられてると思うから、一回REBOOST(体験型自己理解プログラム)に行って、その後に得た感覚でまたGOAL設定し直そう」と言われました。
REBOOSTで何に気づいたんですか?
「親を喜ばせている自分」「勝手に期待されている自分」に気づいて、もっと自分ベースでやりたいことをやろうってなった時に、実家を建て直したいというのもあるんですけど、それよりももっと前に、自分が幸せになるにはどうしたらいいかなと考えるようになりました。
やっぱり音楽がやりたいとなったら、もっと現場を増やしたい、もっと人に会いに行きたい、じゃあ誰に会いに行けばいいのかな、とか。家族を助けることには繋がっているんですけど、自分のことを考えられている状態というか。「稼ぐぞ、稼ぐぞ」じゃなくて、どう稼ぐかでもなくて、「自分のやりたいことを実現するにはどうしたらいいかな」というふうに頭を使い出したのがREBOOST後ですね。自分に矢印が向き始めた感じです。
新しいGOALはどんな内容になったんですか?
「すべての人の可能性を広げるきっかけになる」というものです。自分のドラムを叩いている姿を見て心を動かす。手段はドラムだけど、手段を変えて、例えば営業なのか、コーチングなのか。手段を変えて、人の可能性を広げるきっかけになろうという目標になって、今はそれにすごくパワーをもらえています。
「でっかいところ」を具体化したら、目の前にいた──目標設定の威力

今の素晴らしい大きな現実が変わるに至るまで、何があったんですか?
GOAL設定する時に自分の理想を具体化するということが大きかったです。
例えば、「実家を建て直す」だけでなく、「建て直した初日にみんなで乾杯する。じゃあ、そのみんなって誰?」とか。この考え方を音楽に落とし込んだ時に、「でっかいところで演奏する」とずっと思っていたんですけど、「でっかい」ってまず何? と。人によって「大きい」は違うから、自分にとっての「でっかい」ってなんだろうと考えた時に、スタジアムとか、野外のフェスとか。
じゃあ、スタジアムで誰と演奏したいのか、どんな演奏をしたいのか、演奏し終わった後にどんな話がしたいのか、どんな雰囲気でいたいのか、とか、もう全部めちゃくちゃリアルに想像して。じゃあ、その環境で今やっている人は誰なのかと考えたら、ちょうどたまたま近くにその人がいたんですよ。20歳の時にドラムのコンテストに出ていて、その時に繋がった人がやっている仕事で。「いるやん」ってなって。
そこからどう動いたんですか?
その人が別の仕事で行けなくなってしまった仕事があり、「ちょっと、大友代わりに行ってくれない?」と言われて、仕事が決まったんです。
また色んな人に会いに行くことを決めた時に、いつもだったら当たり障りのない挨拶だけして帰って、後からお礼の連絡するだけみたいな関わりをしていて。そんなやつに仕事が来るわけないよなと思って、もう「めっちゃ行こう」と決めて、始めから地元の関西弁でめちゃくちゃ喋ったり、「全然仕事ないんで仕事ください」とがっついていったら、その場でMステも決まって。
その場で決まったんですか?
はい、その現場で決まりました。コンビニに一緒に行った先輩に「なんかいる?」って言われた時に、「あ、仕事欲しいです」ってレジ前で言ったんですよ。そしたら「え、そんなん言われたの初めてやわー」ってなって決まったのが武道館だったんです。来月あるんですけど。たまたまその人にハマったのもあるんですけど、自分でリクエストしたからだって。コーチングを受けてなかったら、理想の具体化とか絶対できてなかった。できてても逆算ぐらい。理想の具体化とコミュニケーションが、今の現実を作ったかなって感じです。
「嫌だな」と思うことに価値がある──未経験ジャンルへの挑戦とMステ出演

コミュニケーションも変わったんですか?
コーチングでもよく言われる「パターン」「行動パターン」に僕はめちゃくちゃ共感していて、それが結構すべてだなと感じています。最近は、今までと違う生き方をすることに価値があることをすごく感じています。
自分がちょっとでも「嫌だな」とか思うことに、たぶん価値があるんだろうなって思い始めて。自分が嫌だなってことは、たぶん信念に触れているところじゃないですか。だから、「じゃあ、ここ書き換えられそうだな」ってやってみる感じです。
具体的にどんなことを?
お世話になっている人によくどこでやるかじゃなくて、何をやっているかだよと言われていて、その言葉に苦しめられてて。確かに合ってるけど、今自分が変えたいのは家族を助けたいってなった時、「何やってるか」も大事だけど「いや、どこでやってるか」も同じぐらい大事でしょ? って思えるようになりました。
音楽以外で稼ぎたくて始めたのに、音楽に活かされていることがめちゃくちゃ多くて。プレースタイルとか、「これはかっこいい、これしかやっちゃいけない」「貫くのがかっこいい」みたいに思っていたんですけど、実際来た仕事はダンスグループのドラムで「これ、自分の仕事?」とか今までだったら多分思ってたんですよね。
でも、まず一回受け入れて本気でそれをやる。自分に合ってるかとか、どう思われてるかとかじゃなくて、今求められてるから、その人に返したいと思ってるから、まずやる。これが多分今までと違う。嫌だなあと思うけど、やる。そこに価値があるんだろうなと思って、今も頑張っているところなんですけど、それをやり始めてから色々な話が来ているので、まあ、たぶん本当に価値があるんだろうなという風には思います。
今後はどんな活動を控えているんですか?
10月末にTHE FIRST TAKEの収録が公開されて、その次の週に武道館があります。来年は、大物アーティストのツアーでドラムをやります。ツアー自体が初めてやるんです。だからそこに向けて、またそれもロックバンドじゃないんで新しいチャレンジ。アイドルの後ろか、とか思うんですけど、そこをぐっと堪えてやってみる。
一人ではあるけど、常に一人でありながら、似たような人たちと集まって仕事して、また解散して、個で強くなっていくみたいな感じですかね。個で頑張ってもっと上で会いたいな、みたいな。
これからの展望──「ミュージシャン×営業」という前例のない道へ

これからの展望を教えてください。
ドラムはこの調子で、来るもの拒まずのスタイルでやっていきます。誰と会うのかとか理想を具体化し続けていたら、やりたい環境とかも更新されていって自分の行きたい道が開けてくるのかなと。音楽に心配は全くなくて、このまま止めずに更新していくのが目標です。
セールスにも挑戦するんですね。
コーチングを受けながら、音楽をしながら、というのは金銭的にも時間的にも何も成し得ないかもしれないな、という肌感があって。でも、営業とかだったら、まあ、コーチングの育成とかもあるみたいなので、僕が大島コーチに受けたような感動を、今度は自分が与える側になりたい。
自社のサービスを受けて、いまだに印象に残っているのって、無料体験コーチングの「人生変わりそう」みたいな感覚なので。それは自分の定性GOALである「可能性を広げるきっかけになる」というところにも繋がってそうですし、音楽をやっていることで、他の人より体現者として誰よりも自信がある。
こうやってコーチングを受けて音楽でも実績を出しているという事実は、体験としてちゃんと語れるなという自負もあるので。ミュージシャンしながら営業してる人なんて聞いたことないし、それを堂々と言えるようになりたいですね、誰の目も気にせず。
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