従業員エンゲージメントを高めるには?企業事例とあわせて方法を解説

この記事のまとめ

従業員エンゲージメントを高めるには?

従業員エンゲージメントを高めるメリットは?

従業員エンゲージメントの高い企業事例を踏まえて解説します。

「従業員エンゲージメントを高めるにはどうする?」
「従業員エンゲージメントの高い企業事例を知りたい」
「従業員エンゲージメントを高めるにはどこに相談すれば良い?」

業績向上や従業員のモチベーションに効果的だと話題の従業員エンゲージメント。

株式会社リンクアンドモチベーションの調査によると、以下の結果が出ています。

  • 従業員エンゲージメントが高いと営業利益率が高まる
  • 従業員エンゲージメントが高いと労働生産性も高まる

一方で、日本は従業員エンゲージメントが低い国。

日本の従業員エンゲージメント率は6%

ギャラップ社の調査では、従業員エンゲージメント率はたったの6%。

山宮健太朗

139か国中132位の数値です。

この記事では従業員エンゲージメントを高める方法や、実際に高い企業事例を紹介。

この記事を最後まで読めば、従業員のモチベが高く、成果を出せる企業の作り方が分かります。

従業員エンゲージメントを高めるには、従業員の帰属意識向上が必要。

仕事を自分事と捉えて働ける社員に育成するためには、組織コーチングが効果的です。

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目次
松田 皓太
株式会社ミズカラ CSO
株式会社ミズカラのCSO。同志社大学を卒業後、西日本シティ銀行に入社。2021年Salesforceに転職後、副業で株式会社ACILを経営。キャリアに関する情報を発信するメディア「ポジサラ」を運営。2023年会社売却をし、株式会社GOAL-B入社。日本一本質的なキャリア支援を目指し、今日も最高の1日を作り上げるメディアを運営。

従業員エンゲージメントとは

従業員エンゲージメントとは

従業員エンゲージメントとは、従業員の会社への想いを測る指標。

  • 愛着
  • 共感
  • 情熱
山宮健太朗

会社に対する帰属意識を数値化した指標のことです。

従業員エンゲージメントが高いほど、企業のことを信頼しています。

モチベーションの高さや、仕事へのやりがいがあるかにもつながるでしょう。

従業員満足度との違い

従業員満足度との違い

従業員満足度は、居心地の良い場所か、働きやすい会社かを示した言葉です。

山宮健太朗

従業員満足度が高いほど、不満なく仕事をしています。

ただし、企業への愛着など、帰属意識を示す指標ではありません。

  • 仕事や給料への不満がない
  • 人間関係に問題がない
  • 残業などの労働環境に満足している

あくまでも、不満がないかどうかを示す指標です。

モチベーションとの違い

モチベーションとの違い

モチベーションとは、動機づけのこと。

山宮健太朗

何かをするための「原動力」です。

一方で、従業員エンゲージメントは、愛着や共感などの感情。

「会社に対してどう思っているか」を測る指標になります。

従業員エンゲージメントを高めるメリット

従業員エンゲージメントを高めるメリット

従業員エンゲージメントを高めるメリットには、次のようなものがあります。

従業員エンゲージメントを高めるメリット
  • 従業員のモチベーションがあがる
  • 生産性や成果向上につながる
  • 離職率低下につながる

従業員のモチベーションがあがる

従業員エンゲージメントを高めることで、モチベーションがあがります。

山宮健太朗

帰属意識や愛着が、やる気につながるからです。

  • 会社のために頑張ろう
  • 会社が好きだから頑張ろう
  • 会社の一員としてふさわしい働きをしよう

エンゲージメントは、モチベーションになります。

そして、モチベーションが仕事などの行動につながるのです。

生産性や成果向上につながる

従業員エンゲージメントは生産性・成果向上につながる

従業員エンゲージメントは、生産性や成果向上にもつながります。

山宮健太朗

会社のために、「もっと成果を出そう」と意識するからです。

会社に愛着があるので、社員は自主的に努力します。

成果を出すため、業績を上げるために主体性を持つのです。

株式会社リンクアンドモチベーションの調査によると、以下の結果が出ました。

エンゲージメントスコアが1ポイントあがると、翌四半期の営業利益率が0.38%上昇する

従業員エンゲージメント向上は、成果向上に効果的です。

離職率低下につながる

従業員エンゲージメントは、離職率も低下させます。

会社への帰属意識が高まり、退職しようと思いにくくなるからです。

山宮健太朗

帰属意識や愛着のある会社には、長くいたいと思うもの。

仕事へのやりがいも感じており、環境にも満足しています。

また、会社や仕事を自分事として捉えているのも特徴。

組織を離れることなく、長く貢献してもらえる人材が増加します。

従業員エンゲージメントを高める取り組み

従業員エンゲージメントを高める取り組み

従業員エンゲージメントを高めるために、次のようなことを試してみましょう。

従業員エンゲージメントを高める取り組み
  • 企業理念を明確にする
  • 公平な評価制度を採用する
  • 不要な組織習慣をなくす
  • 発言しやすい環境を作る
  • 組織コーチングを受ける

企業理念を明確にする

従業員エンゲージメントを高めるため、企業理念を明確にしましょう。

山宮健太朗

企業への理解度が影響するためです。

企業理念と従業員の思想が一致していると、エンゲージメントは高まります。

理念が曖昧だと、価値観が一緒なのかが判断できません。

自社への愛着が増すのは、企業を理解し、同じ方向を向いていると感じるから。

曖昧な理念では方向性がわからず、エンゲージメントは高まりません。

まずは従業員が内容を理解し、共感できる理念を作りましょう。

公平な評価制度を採用する

評価制度は公平なほど、エンゲージメントは高まります。

不公平だと評価されていないと感じ、企業への愛着が減るからです。

正当に評価されている場合、「貢献したい」という想いも生まれます。

山宮健太朗

誰もが納得できるような、評価制度を採用してください。

不要な組織習慣をなくす

必要のない組織習慣はなくしていきましょう。

山宮健太朗

違和感や不満の原因になります。

たとえば、古くからある意味のない習慣。

新しく入った社員からすると、不満の原因となります。

時代が変わったり、組織が大きくなったりすれば、変わることも大事。

不要な習慣は見直し、今必要な習慣に変えていくことが大切です。

発言しやすい環境を作る

発言しやすい環境を作ると、帰属意識につながります。

山宮健太朗

コミュニケーションがとりやすい環境にしましょう。

コミュニケーションが自由な環境は、支えやすい環境。

困ったときに自然と助け合える組織になります。

従業員エンゲージメントを高めるには、居心地の良さも欠かせません。

  • 同僚と助け合える
  • 何でも言える環境がある
  • この会社で必要とされてる

「この会社に居たい」と思えることが、従業員エンゲージメントには欠かせません。

組織コーチングを受ける

組織コーチングを受ける

従業員エンゲージメントには、組織コーチングも効果的です。

山宮健太朗

組織コーチングは、自走する組織を作るコーチング。

従業員が会社を自分事として考えられるようになり、エンゲージメントが高まります。

また、従業員個人だけではなく、会社全体が変わるのもポイント。

  • 発言しやすい環境
  • 風通しの良い企業風土
  • ポジティブなコミュニケーション
山宮健太朗

「この会社のために頑張ろう」という意欲が湧いてきます。

組織コーチングについては、下記の記事をぜひ参考にしてください。

従業員エンゲージメントを高めるために組織コーチングが効果的な理由

従業員エンゲージメントを高めるために組織コーチングが効果的な理由

組織コーチングが従業員エンゲージメントに効果的な理由は、以下の2つです。

組織コーチングが効果的な理由
  • 従業員が会社と同じ意識を持てるから
  • 従業員が仕事を自分事に考えられるから

従業員が会社と同じ意識を持てるから

従業員エンゲージメントを高められるのは、従業員と会社が同じ意識を持てるから。

山宮健太朗

会社に対する理解度と信頼度があがります。

従業員エンゲージメントが高いのは、会社を理解し、信頼を置いている状況。

だからこそ、「この会社のために」と思えるのです。

そのために、まずは会社と従業員の意思疎通が大事。

山宮健太朗

バラバラの方向を向くと、意見が食い違います。

組織コーチングの導入により、まず経営陣のビジョンが明確になります。

経営陣から従業員に広がり、組織全体が同じ方向を向けるように。

会社が一丸となるために、組織コーチングの導入が効果的です。

従業員が仕事を自分事に考えられるから

組織コーチングにより、従業員が仕事を自分事として考えられるようになります。

山宮健太朗

組織コーチングで自走する組織ができる。

自走する組織になり、「会社のために」と主体性が高い人材が増える。

結果、企業へのエンゲージメントが上がっていくのです。

山宮健太朗

帰属意識や愛着の高い人材が育っていくでしょう。

会社のことを自分事として考えられている企業の実例を下記の動画でご覧ください。

組織コーチングを使った「社内研修会」を公開します

従業員エンゲージメントの高い企業の事例

従業員エンゲージメントが高い企業の事例を紹介します。

従業員エンゲージメントの高い企業の事例
  • 株式会社BUDDICA
  • 小松製作所
  • 株式会社ユーザベース

株式会社BUDDICA

転職会議のやりがいランキングにて、1位を獲得したのがBUDDICA。

山宮健太朗

19万社中の1位です。

BUDDICAがまず行ったことは、行動指針の明確化。

抽象的だった価値観を具体的にし、従業員の理解を進めました。

また、全社集会も行い、指針や方向性を全従業員に共有。

従業員がBUDDICA(会社)と一体化できるように施策を実施しています。

BUDDICAの変化については、下記の動画もご覧ください。

年商50億円企業の役員就任後に「何をやってきたのか」を解説します

小松製作所

小松製作所も、従業員エンゲージメントを高めた企業。

まずは「コマツウェイ」と呼ばれる企業の価値観を明示。

山宮健太朗

従業員への浸透を実施しました。

価値観を明示したことで得たのは、従業員からの共感。

従業員が共感し、理念を実践することで、従業員エンゲージメントが高まりました。

参照:コマツウェイ

株式会社ユーザベース

社員の「エンゲージメント」が高い企業ランキングで首位を獲得したのがユーザーベース。

山宮健太朗

メディア「NewsPicks」を運営している企業です。

ユーザーベースの転機は、マネジメントが追い付かないという問題。

事業拡大と人材増加により、必要な支援ができていませんでした。

そのため、2015年に「カルチャーチーム」という新規部署を設立。

  • 社内アンケートの実施
  • 社内冊子の作成
  • 改善点の分析と実行

専任の部署が行うことで、エンゲージメントの増加に成功しました。

参照:「やらないこと」の徹底でつくられる、勝てる組織。組織偏差値70越え 株式会社ユーザベース

従業員エンゲージメントを高めるためによくある質問

従業員エンゲージメントを高めるためによくある質問は以下の通りです。

従業員エンゲージメントを高めるためによくある質問
  • 従業員エンゲージメントの高い企業の特徴は?
  • 従業員エンゲージメントを高める提案を受けたい
従業員エンゲージメントの高い企業の特徴は?

従業員エンゲージメントの高い企業は、従業員が以下のような特徴を持っています。

  • 会社への理解度が高い
  • 会社への共感度が高い
  • 帰属意識が強い
  • 目標達成への意欲が強い
従業員エンゲージメントを高める提案を受けたい

従業員エンゲージメントを高めるには、組織コーチングが効果的。

以下のような点から、エンゲージメントに影響します。

  • 社員の主体性があがる
  • 会社への理解が深まる
  • 仕事を自分事として考えられるようになる

組織コーチングで変化した企業の実例は、下記の動画でご覧ください。

【組織コーチング】組織コーチングでメンバーのマインドが変化。3ヶ月で月商が”自然と”130%に向上した理由。株式会社VDT様

まとめ:従業員エンゲージメントを高めるには組織コーチングが有効

従業員エンゲージメントを高めるために、組織コーチングを使ってみましょう。

山宮健太朗

メンバーの意識を変え、一体感のある組織になります。

組織コーチングが効果的なのは、人間の原理原則に則っているから。

人間の機能にアプローチするので、どの業種でも効果が出ます。

山宮健太朗

組織コーチングのなかでも実績抜群なのがGOAL-B

  • 1年で年商50億から70億
  • 6ヶ月で月商120%成長
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従業員エンゲージメントを高め、企業の実績アップに貢献してきました。

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従業員エンゲージメントを高めるにはどうすべきか悩む場合は、ぜひご相談ください。

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この記事を書いた人

株式会社ミズカラ 最高執行責任者。プロコーチ。株式会社BUDDICA COO。 株式会社ミズカラ入社後は、個人向けコーチングの事業責任者に就任。1期目で年商3,000万を達成する。その後は組織コーチングに取り組み、以下の実績を持つ。「社員売上2.5倍」「3ヶ月で月商130%アップ」「半年間で月商約1,300万円増加」組織と全力で向き合い、日々企業の変革を推進。

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