入社前とのギャップに悩みを抱える方必見!
「仕事を始めて1ヶ月で辞めることはその後のキャリアに傷がつくのか?」
1ヶ月で辞めることのデメリットや仕事を辞める判断基準を解説します。
「実際に働いてみたら、思っていた業務と違う…」
「職場の雰囲気が全然合わなくて、もうすでにツラい…」
仕事を始めて1か月も経たないうちから「もう辞めたい…」と悩んでしまう人は多いですよね。
この記事では、正社員が1ヶ月で仕事を辞めるデメリットや判断基準について解説しています。
この記事を読めば、仕事を辞めたとしても後悔しない日々を手に入れることができるはずです。
正社員なのに1ヶ月で仕事を辞めるか悩んでいるときは、キャリアのゴールを明確にしましょう。
GOAL設定のワークシートを使えば、本当にやりたいことが明確になり、判断に自信が持てるようになります。
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正社員になって1ヶ月で辞めたいと感じたら、キャリアコンサルタントに相談するのがおすすめです。
キャリアコンサルタントの効果やおすすめは、以下の記事をご覧ください。

正社員を1ヶ月で辞めるのは全くおかしいことじゃない!理由を解説

仕事を1ヶ月で辞める事は「自分が甘えてるだけなんじゃないか…」と、ネガティブに思ってしまいますよね。
しかし、仕事を1ヶ月で辞めることは、何らおかしいことではありません。
その理由を解説していきます。
- 1ヶ月で仕事を辞めるのは法律的に認められているから
- 世の中に仕事を1ヶ月で辞める人はたくさんいるから
- どんな理由でも退職可能だから
法律的に認められているから
正社員は、民法の規定により、1ヶ月だろうと1日だろうと仕事を辞める事が認められています。
民法第627条第1項
“当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元:民法 | e-Gov法令検索
また、「辞めたら賠償請求するぞ」と脅すような行為も、法律によって禁じられています。
労働基準法16条「賠償予定の禁止」
“使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。”
引用元:民法 | e-Gov法令検索
このように、法律的に認められていることからも、訴えられることは基本的にありません。

正社員を辞める事は、権利として認められている事なのです。
ただし、法律や会社のルールに則った辞め方をしましょう。
就業規則は法律と同様に、労働契約の重要なルールとして扱われます。
就業規則には、退職に関する手続きや条件が記載されている場合が多いです。
そのため、退職を考える際には必ず確認しましょう。

法律や会社のルールを守らない場合には、労働者側が不利になります。
最悪の場合、損害賠償請求をされる可能性もあるでしょう。
正社員を辞める場合は、退職の申し出をしてから、2週間経過しなければ退職とは認められません。
それを無視して、申し出をした直後から会社を無断欠勤した場合には、損害賠償の請求をされる可能性があります。
ただし、働く前に提示された労働条件と実際の条件が違っていた場合には、すぐに退職しても損害賠償にならないことがあります。
労働基準法第15条
“使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。
② 前項の規定によつて明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。”
引用元:民法 | e-Gov法令検索
世の中に仕事を1ヶ月で辞める人はたくさんいるから
今や、20代の3人に1人が転職する時代と言われています。
20代の正社員の人口を約1000万人としたとき、およそ333万人は転職しているということに。
実際のところは、概算で言うと20~29歳のうち119万人が転職をしています(平成30年時点)
20代総人口 | 1275万人 |
20代の正社員割合 | 72.5% |
20代の転職割合 | 13% |
20代正社員の転職人口 | 119万人 |
総務省統計局 人 口 推 計 2024年(令和6年) 4 月 報
平成30年若者者雇用実態調査
厚生労働省 平成 30 年雇用動向調査結果の概況
大学を卒業している人でも、およそ3人に1人が3年以内に離職しています。(参考:厚生労働省 新規学卒就職者の離職状況)
このような事実があるため、仕事を辞めて転職することは、何らおかしいことではありません。
むしろ、自分の体と心の健康を守るために、積極的に「辞める」「転職する」という選択を持っておくことは、非常に重要なことなのです。
労働者には「退職の自由」があるため、雇用者側が退職を一方的に引き止めることは許されません。
退職の自由
引用元:労働相談Q&A|22.退職の自由 (jtuc-rengo.or.jp)
- ① 期間の定めのない雇用の場合(民法第627条第1項)
労働者には「退職の自由」がある。そのため、退職を希望する労働者は自由に退職することができ、退職の意思表示から2週間が経過すると雇用関係が終了(=退職)する。
また、労働に対する価値観も、時代の変化と共に変化してきています。
一度就職したら定年までその会社に骨をうずめる時代ではありません。
“次の仕事やりたい仕事だったので、やっぱりこの仕事がやりたいと思って、すぐ転職しました
と伝えました。
実際はその仕事ができるかどうかわからない…という中で退職し、ニート生活を満喫してから就職。
その間は勉強していたと言いました。”
引用元:1ヶ月で正社員の仕事を辞めた方いますか?その後、また転職した際に… – Yahoo!知恵袋
あなたにぴったりの働き方を見つけることが大切です。
以下では、あなたの潜在的な強みがわかるワークシートを配布しています。

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正社員を1か月で辞めたくなる6つの原因

仕事を始めて1ヶ月という早い期間で辞めたくなるということは、何かしら根本原因があるはずです。
ここでは、1ヶ月で仕事を辞めたくなる原因を確認していきます。
主に、以下の6つが考えられる原因です。
- 本当の強みを見つけられていない
- 正社員の労働時間がきつい
- 仕事を覚えられない
- やりがいを感じられず楽しくない
- 人間関係に問題を抱えている
- ハラスメントやいじめを受けている
今のあなたの状況に当てはめてチェックしていきましょう。
本当の強みを見つけられていない
強みが活かせていない場合、正社員を1ヶ月で辞めたくなるでしょう。
強みが活かせていないと仕事で成果が出ない原因やモチベーション低下に繋がります。
たとえば、集中力や思考力が強みで1人で黙々と作業するのが向いている人が、営業職に就いてもなかなか成果が出ないでしょう。

このような人は、総務や事務職などの強みを活かせる仕事があります。
強みが活かせれば、楽しみながら働けたり成果がでたりするので辞めたいと感じることはなくなります。
自分の強みがわからない方は、以下で配布している強みワークシートを活用してみてください。

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2.正社員の労働時間がきつい
正社員は、基本的に週5日、1日8時間働くこととなります。
さらに、通勤時間や残業時間も合わされば、実質的に残された時間は微々たるものです。

特に新卒であれば、労働時間の長さに驚くことでしょう。
正社員の勤務時間に「働きすぎでつらい…」と感じ、社会人辞めたいと感じる人も多いです。
2019年になり、ようやく国によって「働き方改革関連法案」が施行されました。
こういった背景から、過剰な労働時間による不満というのは、国民全体が感じるようになってきていることです。
参考:「9時5時の仕事なんて無理」とZ世代。日本の労働時間は長すぎる!? 原因と企業にできる対策
3.仕事を覚えられない
仕事をなかなか覚えられないと「仕事で迷惑かけてばかりで辞めたい」と1ヶ月で辞めたくなってしまうでしょう。
新しい業務内容やシステムが初めてのことばかりだと、なかなか慣れず焦りを生んでしまいます。

焦りは大きなストレスになり、辞めたいという気持ちにつながります。
特に、以下のような状況の場合には、より困惑してしまうでしょう。
- 教育担当が仕事を教えてくれない
- そもそも教育カリキュラムが整っていない
- まともな研修がない
- ほぼ誰からも指示がなく放置されている
こういった問題がある場合、どう対処したらいいのかわからず孤立してしまいます。
そのような状態では、仕事を辞めたいと思ってしまうのも無理はありません。
4.やりがいを感じられず楽しくない
仕事にやりがいを感じないと、1ヶ月で辞めたくなる気持ちが生まれることがあります。
その背後にある主な原因は以下のようなものです。
- 興味の不一致
- 業務が単調で変化がない
- 会社の価値観が合わない
入社後に業務が期待と異なる場合、やりがいを見出すのが難しくなることがあります。

さらに、成長や達成感を得られないと、疲れを感じやすくなります。
これらの要因が重なると、仕事が楽しくなくなり、退職を考えるきっかけになる可能性があります。
5.人間関係に問題を抱えている
「人間の抱える問題のほとんどは“人間関係”によるものだ」と言われることがあります。

人と人との関係性というのは心身に大きな影響を及ぼすのです。
安心感のある良好な人間関係の職場であれば、多少困難なことがあっても、周囲のサポートと共に乗り越えていけるでしょう。
しかし、人間関係が良好でない環境なら、仕事が非常にストレスフルなものとなってしまいます。
オープンなコミュニケーションが無ければ、悩みを一人で抱えるしかなく、安心して仕事をすることはできません。
6.ハラスメントやいじめを受けている
ハラスメントやいじめは、メンタルヘルスに大きな悪影響を与えます。
「何とか今日1日を乗り切る」ことに精いっぱいで、毎日が地獄と化してしまう人も。

しかし、多くの人がハラスメントやいじめを受けても我慢してしまいます。
これは、以下のような思い込みからくるものです。
- 今の会社しか居場所がない
- 他の会社ではやっていけない
- 転職なんてできるわけがない
このように狭い視野で物事を考えてしまうと、「辞めたいけど辞められない…」という葛藤に閉じ込められてしまうのです。
正社員を1ヶ月で辞めるメリット

仕事を1ヶ月で辞めることは、デメリットに対してメリットもあります。
仕事を1ヶ月で辞めるか悩んだときには、メリットも理解しておきましょう。
- 時間を無駄にしないで済む
- 自分に向いてる仕事に就ける
- 第二新卒で再就職できる場合がある
時間を無駄にしないで済む
仕事を1ヶ月で辞めると、時間を無駄にしないで済むのがメリットです。
仕事を辞めたいと感じる理由は、「仕事がやりたいことではなかった」「嫌な上司がいる」「仕事が覚えられない」などさまざまでしょう。
その状態で働き続けても、モチベーションが上がらず成果も出ないはずです。

成長がないまま、ただ時間だけが過ぎてしまいます。
社会人としても、自分のためにも、常に価値ある時間を過ごし続けることが大切です。
自分に向いてる仕事に就ける
1ヶ月で辞めると、自分に向いてる仕事に就きやすくなるのもメリットです。
今の仕事を1ヶ月で辞めたくなっているということは、その仕事は向いていないと分かるでしょう。
世の中には、多くの仕事があるため自分に向いている仕事を探すのはとても難しいです。
しかし、向いてない仕事が分かれば、選択肢を狭められるので向いてる仕事が探しやすくなります。
今の仕事が向いてない見切りタイミングや判断に不安な方は、以下の記事を参考にください。

第二新卒で再就職できる場合がある
仕事を1ヶ月で辞めると、第二新卒で再就職できる場合があるのもメリットです。
これは、特に新卒入社した会社を1ヶ月で辞める人に当てはまります。
第二新卒とは
新卒として入社してから1〜3年以内を目処に転職しようとしている人のこと
新卒入社で1ヶ月で辞めると、基本的に第二新卒の条件に当てはまります。

第二新卒で再就職するのは、経験者枠での転職よりも採用ハードルが低いのがメリットです。
企業側は、若者のポテンシャルや社会人経験が少ないゆえの柔軟さに期待してくれています。
仕事を辞めたいと感じながらダラダラ数年働くよりも、第二新卒として転職した方が転職先を決めやすいでしょう。
正社員を1ヶ月で辞めるデメリット

ここまでで、「仕事を1ヶ月で辞める事は何らおかしなことではない」ということをお伝えしました。
ですが、仕事を1ヶ月でやめるデメリットも受け止めなければいけません。
想定されるデメリットは以下のとおりです。
- 転職で不利になってしまう可能性がある
- 合う・合わないの見極めが難しい
- 収入が途絶える
- 辞めるクセがつく
- 失業保険がもらえない場合がある
ただし、これらのデメリットを克服する方法はあるので、安心してください。
あまり気を落とさずにチェックしていきましょう。
転職で不利になってしまう可能性がある
仕事を1ヶ月で辞めると転職で不利になる可能性があります。
履歴書に短期間で仕事を辞めた事実が残ると、採用しても短期間で辞められてしまうのではないかと懸念されるからです。

企業は基本的に、「どれだけ長期的に勤めてくれるか?」ということを重視しています。
なぜなら、企業が人材を採用する際には、一人当たり数十万から数百万というコストがかかるからです。
労働者は仕事とのミスマッチを嫌うものですが、企業も同じく労働者とのミスマッチを嫌っているのです。
1ヶ月で仕事を辞めると、履歴書を送った段階で選考対象から外れて転職が不利になる可能性があります。
合う・合わないの見極めが難しい
仕事の適性を見極めるためには、1ヶ月では足りません。
自分がその仕事に合うかどうかは、職場の環境や雰囲気に慣れ、業務のフローを把握できていないと分からないでしょう。
仕事を始めたばかりで慣れないうちは、どうしても業務の表面的な部分しか触れることができません。

しかし、1ヶ月という短期間では、そこまで深く業務に取り組むことは難しいです。
よって、本当にその仕事が自分に合っているのかを、正確に見極めることができなくなってしまうのです。
収入が途絶える
仕事を1ヶ月で辞めると、当然ながら収入も途絶えます。
経済的な不安定さによって、生活費の心配や将来への焦りが生じることもあるでしょう。

焦れば焦るほど、「就職する」こと自体が目的になってしまいます。
結果として、「ここでいいか…」と妥協して仕事を選択し、またミスマッチを引き起こしてしまう危険性があるのです。
辞めるクセがつく
一度、仕事を辞める経験をすると、良くも悪くも「仕事を辞めること」に対するハードルが下がります。

「辞める」という選択肢が増えること自体は、悪いことではありません。
しかし、忍耐力が弱くなってしまうという負の側面もあります。
忍耐力が弱まり何度も転職を繰り返すと、時間だけが経ちスキルは何も磨かれていないという事態にも発展しかねません。
そうなると、視野も可能性もどんどん狭まってしまうことになるでしょう。
失業保険がもらえない場合がある
1ヶ月での自己都合退職の場合、失業保険の対象外となることがあります。

失業保険を受け取るためには、「失業状態」でなくてはいけません。
失業状態とは
“「就職しようとする意思といつでも就職できる能力があるにもかかわらず職業に就けず、積極的に求職活動を行っている状態にある」ことをいいます。”
引用元:ハローワークインターネットサービス – 雇用保険の具体的な手続き (mhlw.go.jp)
なおかつ、以下の2つの条件を満たしている必要があります。
引用元:ハローワークインターネットサービス – 基本手当について (mhlw.go.jp)
- 就職する意思があるが、本人の努力によっても職業に就くことができていない
- 離職する日より前の2年間に、通算12か月以上の被保険者期間がある
新卒の場合、1ヶ月で仕事を辞めると失業保険は受け取れないため注意が必要です。
貯金や貯蓄が無く、生活費が無い場合はすぐに困窮してしまう危険性があることを覚えておきましょう。
仕事を1か月で辞めるデメリットを克服する3つの基本原則

デメリットを克服する方法は、「仕事を辞めてどうしたいのか」を決めることです。
仕事を辞めた先に「これがやりたい!」という心からの欲求があるからこそ、初めてデメリットを受け入れ、前進できるでしょう。
「仕事を辞めてどうしたいか」を定めるためには、以下の3つが必要です。
- 自己理解
- 才能
- GOAL設定
それぞれ解説していきます。
辞める前にまず「自己理解」
自己理解を行うと、自分が望む人生を明確にできます。

本音から湧き出る「どう生きたいか」を知ることが大切です。
理想の人生を明確にすることで、適した仕事を考えられます。
まずは自己対話を通じて、自分の本当の望みを知りましょう。
例えば、以下のような質問に、自分と向き合いながら答えていきます。
- 何を大事にして生きていきたいのか
- どんな時に喜びを感じるのか
- 幼少期の頃は何が好きで、どんなことに興味を持っていたのか
- 世間体を取っ払ったとき、どんなライフスタイルを理想とするのか
- どんなことに「嫌だな…」という感情を抱くのか
- どんなことに怒りを感じるのか
こうやって深く自分と向き合うからこそ、自分の本心に気付くことができるのです。
今の仕事で才能を活かす方法を模索する
人には必ず生まれ持った「才能」があります。
自分の才能を自覚できれば、自ずと「あ、自分でもできちゃうかも!」と自信が湧いてくるものです。

「才能」とは、「自然とできてしまうクセのようなもの」のことを指します。
例えば、以下のようなものが「才能」と呼べるものです。
- ついつい人の話を聞いてしまう
- 細かい部分に目がいってしまう
- 自然と周囲の空気を読んでしまう
「才能」と聞くと、ついつい「誰よりも秀でたものでなくてはいけない」と思いがちですが、そんな必要は全くありません。

才能を活かすと自然と成果が出て、頑張らなくても成果が生まれるのが特徴です。
才能を見つけるには、現在や過去の仕事を分析しましょう。

仕事を「動作・行動レベル」に分解するのがポイントです。
その中で「充実していた」「楽しかった」と感じた部分が、あなたの才能です。
キャリアアンカー診断では、あなたに合った仕事の方向性を明確にできます。
無料で受けられるキャリアアンカー診断については、以下の記事で紹介しています。

3.自分の人生に「GOAL」を定める
自己理解と自分の持つ才能を明確にできたら、それらをもとに人生の「GOAL」を定めましょう。
GOALとは
あなた自身が心の底から「叶えたい!」と思う理想の状態のことです。

このGOALが、あなたの人生のコンパスとなってくれるのです。
GOALというコンパスがあれば、迷いや不安が消えます。
生き方がシンプルになり、進むべき道が明確になるからです。

GOALを定めると、不必要なものを選別できるようになります。
無駄な浪費や時間の使い方を避けられるでしょう。
GOALが分かりにくい場合は、「目的地」と考えてみてください。
そして、以下のようなものは「目的地まで行く手段」です。
- 仕事を辞めるのか続けるのか
- 辞めたとしてどんな仕事に就くか
- 転職するのか副業するのか
GOAL=目的地があることで、具体的な行動が可能になります。
転職や起業、副業といった手段を選べるようになります。
【辞めるべき?続けるべき?】1か月で仕事を辞める時の3つの判断基準

1ヶ月で仕事を辞めたいと感じても、自分だけでは辞めるべきか続けるべきか判断しづらいでしょう。
ここでは、1ヶ月で仕事を辞めるときの判断基準を3つ解説します。
- 心と体のサインを聞く
- 経済的な安全が確保されているか
- 自己理解がしっかりとできているか
1.心と体のサインを聞く
まず、1ヶ月で仕事を辞めるか判断するときは、自分の心と体のサインを聞きましょう。
仕事のストレスが蓄積している場合、以下のようなサインが現れることがあります。
- 眠れなくなってきた
- 勝手に涙があふれてくる
- 朝、ベッドから出ることができない
- 会社に向かうと胃が痛くなる
これらの不調は、あなたの心と体が「仕事に行きたくない」という本音を発しているサインです。
サインを無視すると、心身に限界がきてしまいます。

その結果、休養が必要になることもあります。
限界を迎えた後では、転職活動の気力が湧かない場合があります。
自分の感情や身体の状態をじっくり観察しましょう。
そのうえで、辞めるべきかどうかの方向性を見つけることが大切です。
仕事を辞めなくても、不調のサインが出たら現状を変えることをおすすめします。
2.経済的な安全が確保されているか
自分の経済状況も仕事を1ヶ月で辞めるときの判断基準です。

数ヶ月生活できる貯金があれば、1ヶ月で仕事を辞める選択も可能です。
一度退職して、じっくりと自分に合った仕事を探せます。
しかし、辞めると生活が難しい場合は、即断は避けたほうがいいでしょう。
経済的な安定はメンタルに大きく影響します。

経済的不安があると、焦りや不安で冷静な判断が難しくなります。
不安を抱えたまま退職すると、焦って就職先を選んでしまうこともあります。
結果的に、また自分に合わない仕事を選んでしまいかねません。
まずは生活費を計算し、どれくらいの期間なら耐えられるのかを計算してみましょう。
もし経済的な不安があるのならば、「仕事をやりながらどうしていくかを考える」ということから始めていきましょう。
3.自己理解がしっかりとできているか
自己理解ができていないまま仕事を辞めるのは危険です。
自己理解が不足していると、「人生の軸」がない状態になります。

軸がないと、転職してもミスマッチが繰り返されるでしょう。
その結果、転職を繰り返し、ジョブホッパーになる恐れもあります。
「自己理解に自信がない」と感じる場合は注意が必要です。
仕事を辞める前に、まず自己理解を深めることから始めましょう。
仕事を辞める判断を先延ばしにするとどうなる?

仕事を辞めると判断をするのは、とても勇気のいることですよね。
仕事を辞める決断ができず、我慢しズルズルと仕事を続けてしまう人は多くいます。
一見すると「忍耐強く我慢できているのは良いことじゃないか」と思えますが、デメリットがあることも事実です。
以下の3つのような要素が、考えうるデメリットになります。
- ストレスで身体と心にダメージを負う
- 辞めるのがもっと怖くなる
- 成長が見込めない
1.ストレスで身体と心にダメージを負う
辞めたい気持ちを抑え込むと、心身に深刻なダメージを負う恐れがあります。

そのダメージは徐々に蓄積し、生活に支障をきたすことがあります。
眠れなくなったり、食事が取れなくなったりする場合もあります。
特に心へのダメージは、一度負うと回復が難しくなることが多いです。
身体と心のサインに敏感になり、無理をしないことが大切です。
2.辞めるのがもっと怖くなる
人間は「コンフォートゾーン」という心理的に安全な場所に留まりがちです。

仕事を辞める決断を先延ばしにすると、その環境が手放しづらくなります。
嫌でも仕事を続ければ給料が支払われるため、安定を手放すのが怖くなるでしょう。
もし「そのままでいい」と心から思えるなら、それも選択の一つです。
しかし、仕事のモヤモヤを解消したいなら、早めに決断することが重要です。
年齢を重ねるほど、「家族を守らなければ」「転職はリスクが高い」と感じやすくなります。
人生の時間は有限だ、ということを覚えておいてください。
3.成長が見込めない
仕事を「我慢してやる」というマインドでいると、モチベーションが下がってしまいます。
「成長しよう」「もっとうまくやろう」という意欲が湧いてくることはありません。

成長せず現状維持するのは、変化の激しい現代においてリスクでしかないのです。
変化も成長もなく、ただ家と会社を往復する日々は、果たして充実した人生と言えるのでしょうか。
人生の3分の1は仕事です。

100年生きるとすると、33年分は仕事なのです。
「その33年分を、嫌な時間で消耗することが、果たして後悔のない人生か?」
という問いには、一度真剣に向き合う必要があるでしょう。
仕事を1ヶ月で辞めるのが言いづらい時の対処法

言いづらい場合の対処法は以下の4つです。
- 前向きでポジティブな理由を伝える
- 会社が引き止めづらい理由を伝える
- ハッキリと辞める意思を示す
- 書面で伝えてトラブルを予防
1.前向きでポジティブな理由を伝える
辞めることを言いづらいときは、前向きでポジティブな理由を伝えましょう。

前向きな理由を伝えることで、引き止められる可能性が低くなるからです。
退職を伝えられた人は、前向きな理由であれば「応援したい」「頑張ってほしい」と思ってくれるでしょう。
ポジティブな退職理由の一例は以下の通りです。
- やはり興味のある分野を諦めきれないため、チャレンジがしたい
- もっと自分の強みが発揮できる環境に身を置きたい
- 自分の可能性を試せるような会社に挑戦してみたい
一方で、ネガティブな退職理由を伝えた場合には、以下のように言われることがあります。
- それって甘えじゃない?
- そんな理由じゃ、次の会社でもやっていけないよ?
- もうちょっと我慢することを覚えたら?
このような否定的な言葉を言われると、気持ちよく退職できなくなります。

本心がネガティブな理由でも、伝えるときはポジティブな言葉を選びましょう。
円満退職のためには、伝え方に配慮することが大切です。
2.会社が引き止めづらい理由を伝える
仕事を辞めるのが言いづらい時は、会社が引き止めづらい理由を伝えるのもおすすめです。

「それなら仕方ないな…」と思わせるような、引き止めづらい理由を伝えましょう。
例として、以下のような理由があげられます。
- 親の介護が必要になった
- 実家の家業を手伝わなくてはいけなくなった

もちろん、嘘をつくのはよくありません。
退職を言い出せず、自分の時間を無駄にするのは避けたいものです。
引き止めづらい理由を伝えることで、スムーズに退職できるでしょう。
3.ハッキリと辞める意思を示す
仕事を辞めるのが言いづらいときこそ、ハッキリと辞める意思を示すのが大切です。
「やめようと思ってまして…」といった曖昧な態度では、決断しきれていないことを見抜かれてしまいます。

引き止められる可能性も高まるでしょう。
引き止められないためには、「〇〇のため辞めさせていただきます」と断定的に伝えることが大切です。
強い意思は、態度や表情に出るものです。
意思が伝われば、「もう引き止めても無理だな」と感じて退職を受け入れてもらえるでしょう
4.書面で伝えてトラブルを予防
会社との雇用契約を終了させるためには、正式な書面が必要となります。
きちんと退職願という形で書面に残し、「言った言わない」のトラブルを予防しましょう。

基本的には、メールや電話を使わず、直属の上司に直接書類を渡すのがマナーです。
しかし、やむを得ない理由の場合は、メール等で事前に郵送で送る旨を伝えると良いでしょう。

普通郵便でも問題はありませんが、内容証明での送付が安心です。
内容証明郵便は、郵送日を明確にできるため、トラブル予防に役立ちます。
紛失リスクを避けられるので、郵送可能な場合は内容証明で送るのがおすすめです。
「退職届」と「退職願」の違い
退職願は、「退職したい」という意思を伝える書類です。
取り下げられる可能性があるため、確定的ではありません。
一方、退職届は「退職する」と通告するための書類です。
会社の承諾に関係なく効力を持ちます。
いきなり退職届を出すと、上司との摩擦やトラブルになる恐れがあります。

まずは退職願を準備し、冷静に進めることが大切。
また、会社の就業規則で書面が不要な場合もあるため、事前に上司に確認しましょう。
仕事を1か月で辞めたいと悩んでいる人によくある質問

仕事を1か月で辞めたいと悩んでいる人によくある質問に回答します。
- 1ヶ月で正社員を辞めても給料はもらえるの?
- 1ヶ月で辞めても履歴書に書かないとダメ?
- パートの場合でも1ヶ月で辞めるのは大丈夫?
まとめ:正社員が1ヶ月で仕事を辞めるのはおかしい?デメリットと対処法を徹底解説!

1ヶ月で正社員を辞めるとなると、どうしても「本当に良いのかな…」と罪悪感や迷いを感じてしまうものです。
しかし、1ヶ月で仕事を辞めるのは全くもっておかしなことじゃない、ということを覚えておいてください。
親兄弟からは、「せっかく正社員になったのに!」と、辞める事を反対されることもあるでしょう。
でも、今は時代が違います。
私たちは「正解のない時代」を生きているのです。

敷かれたレールの上を進んでいるだけでは、幸せになることができなくなっています。
古い価値観の中に取り残されていては、仕事に限らず、人生を充実させることはできません。

一刻も早く、情熱をもって働けるような仕事に、その身を投じましょう。
一方で、以下のように悩むこともあるかもしれません。
- 転職してもまたすぐ辞めたくなりそう
- 社会人でいたくない
- 自分がどうしたいか分からない
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