年収1,000万になったのに、満たされない…。
お金の心配はなくなったけど、どこか虚しさを感じる…。
この記事では、年収1,000万になっても満たされない理由と、人生を充実させるための方法について解説しています。
「年収1,000万になっても満たされないのはなぜ?」
「お金には困っていないけど、どこか違和感を感じる」
この記事では、年収1,000万に到達しても満たされない理由と充実した人生を送るための5つの方法について、15,000人以上のキャリア相談を受けてきたキャリアコーチングのプロが解説します。
この記事を読むと、収入と心の充足のバランスが取れて、本当にやりたいことに時間を使えるようになります。
年収1,000万になっても満たされないのは、人生の具体的なGOALを決めていないから。
「GOAL設定のワークシート」を使えば目指すべき人生のGOALが明確になり、人生の充足感を得られます。
下記のボタンから無料で受け取れるので、人生のGOAL設定に役立ててください。
年収1,000万円になっても満たされない理由
年収1,000万円になっても満たされない理由として、以下があげられます。
- お金を稼いだ先のGOAL設定があいまいだから
- 常に競争とストレスにさらされているから
- 自由に使える時間が少なくなるから
お金を稼いだ先のGOAL設定があいまいだから
年収1,000万円という数字は、ビジネスパーソンにとって、ひとつの大きなGOALです。
しかし、目標を達成した後の具体的なビジョンがなければ、目的を見失ってしまいます。
お金を稼ぐこと自体が目的となり「目標を達成してどうないたいのか」という本質的な部分が抜け落ちているからです。
- 稼いだお金を使って何をしたいのか
- どんな人生を送りたいのか
たとえば「年収1,000万円を達成して家族で海外旅行に行きたい」「老後も安心して暮らせるように蓄財したい」といった、目的達成後の具体的な行動を決めておきます。
目標達成後のビジョンが明確であればあるほど、目標達成がしやすくなり、達成後に虚しさを感じることもありません。
年収1,000万円達成後のGOAL設定が上手くイメージできない方は、サポートツールに頼るのもおすすめです。
15,000人以上のキャリアの悩みを解決してきたキャリアコーチングのプロが作成した「GOAL設定のワークシート」を無料で配布しています。
下記ボタンから簡単に受け取れるので、ぜひGOAL設定に役立ててください。
常に競争とストレスにさらされているから
年収1,000万円という高い報酬を得るためには、相応の責任とプレッシャーがともないます。
常に成果を求められ、社内や業界内での厳しい競争にさらされるため、精神的なストレスは増大する傾向にあるのです。
役職が上がるにつれて、自分の成果だけでなく以下の責任も加わります。
- 部下の育成やマネジメント
- 部署全体の進捗管理
- リスク管理と意思決定
自己管理にとどまらずチーム全体の管理も任されるため、心休まる暇がありません。
絶え間ない緊張状態が続くと、自律神経のバランスを崩し、心身の健康を損なう原因にもなります。
高収入と引き換えに、精神的な安らぎや健康を犠牲にしてしまっては本末転倒です。
お金があっても心身の余裕がなければ、幸福を感じられません。
人生において何を大切にすべきか、優先順位を明確にしておくのが重要です。
自由に使える時間が少なくなるから
年収が増えるにつれて、仕事に費やす時間も多くなりがちです。
特に年収1,000万円を超えるような職務は責任が重く、長時間労働を求められるのが一般的です。
お金で買えるものは増えても、自由に使える時間は減ってしまうという反比例した現象が起こります。
- 自分の趣味に使う時間
- 家族や友人と過ごす時間
- 心身を休ませる休息時間
上記のような時間は、心理的な満足感を得るために必要な時間です。
収入が上がっても時間の裁量権がなくなると、結果的に心が満たされない状況に陥ってしまうのです。
充実した人生を送るために必要な時間は、お金では買えません。
収入は大事ですが、人生を豊かにする時間の確保とのバランスが重要です。
年収1000万で満たされない状況から充実人生を送る5つの方法
年収が1,000万円あっても心が満たされない状況から抜け出し、充実した人生を送る方法を、以下で解説します。
- 仕事や人生で実現させたいことを明確にする
- 時間の優先順位を決める
- 社会的なつながりや人との交流を大切にする
- 他人との比較から抜け出し自分軸で判断する
- 心が本当に喜ぶことを思い出す
仕事や人生で実現させたいことを明確にする
お金はあくまで人生を豊かにするための「手段」です。
まずは、年収1,000万円という「手段」で何を成し遂げたいのか「目的」を明確にしましょう。
- 毎年1回は家族で旅行に行って異文化に触れる体験を増やす
- 海外に拠点を移し多様な価値観に刺激を受けながら働いている
- 仕事で活かしたスキルを活かして、地域のボランティア活動に貢献する
目的を明確にするには、以下の観点から掘り下げていくのが重要です。
- どんな状態が自分にとって幸せか
- 仕事を通じて社会にどう貢献したいか
- 人生で何を大切にしたいか
年収という数字だけでなく、仕事や人生を通して「何を達成したいのか」を具体的に考えてみましょう。
自分の価値観に基づいた目標設定は、日々のモチベーションを高め、充実感につながります。
仕事や人生において大切にしたいものが明確であれば、年収1,000万円到達の「先」にある本当の幸せを見つけられるはずです。
人生の目標に向かって進むためには、自分の強みを知っておくのが必要不可欠。
「強みが分かるワークシート」を使えば、今まで気づかなかった自分の強みが分かります。
下記ボタンから無料で配布しているので、ぜひ受け取って強みの発見に役立ててください。
時間の優先順位を決める
時間はすべての人に平等に与えられた、最も貴重な資源です。
お金があっても時間がなければ、幸せを感じにくいもの。
何に時間を使いたいのか、時間の優先順位を決めましょう。
たとえば、仕事で成果を出しつつも「週に一度は定時で帰り、趣味の読書にあてる」といったルールを決めておきます。
忙しい中でも、前もって趣味の時間を確保しておけば、仕事に忙殺されず自分の時間を取り戻せます。
時間管理を工夫して自分にとって大切な時間を確保するのは、仕事と私生活のバランスを取り戻すために必要不可欠です。
社会的なつながりや人との交流を大切にする
人間は他者とのつながりの中で幸福を感じる生き物です。
年収や地位にとらわれず、ありのままの自分を受け入れてくれる友人や家族との時間を大切にしましょう。
内閣府の「満足度・生活の質に関する調査」(2024年8月)によると、経済的な要因だけでなく「社会とのつながり」といった非経済的な要因が、幸福度を決定するうえで非常に重要であると示されています。
- 仕事を通じて感謝される
- 家族や友人との交流
- 地域社会への貢献
上記のような人とのつながりから得られる経験は、心の充足感と幸福感を高めるうえで非常に重要です。
年収1,000万円を目指す途中で人とのつながりが疎かになってしまわないよう、意識して周囲とコミュニケーションを取っていきましょう。
他人との比較から抜け出し自分軸で判断する
近年ではSNSの普及により、他人のキラキラした生活が簡単に目に入るようになりました。
- 同僚の昇進
- 友人の海外旅行
- 高級外車でのドライブ
他人の生活を自分と比較し始めると、きりがありません。
他人との比較こそが、幸福感を蝕む大きな原因の一つです。
比較でしか得られない満足感は、長期的な幸せにはつながりません。
大切なのは「自分軸」で物事を判断することです。
自分が何に喜びを感じ、何を大切にしたいのかを理解し、自分軸での基準に従って選択しましょう。
どうしても他人の生活が気になってしまう方は、スマホの通知を切って遠くに置く「デジタルデトックス」を試してみるのがおすすめです。
強制的に他人との比較をやめれば、心穏やかに過ごせます。
他人と自分を比較するのをやめ、自分の価値観を大切にしましょう。
自分軸で「何が幸せか」を判断する習慣を身につければ、周囲の評価に左右されない心の平穏を手に入れられます。
心が本当に喜ぶことを思い出す
忙しい毎日を送っていると、つい「やるべきこと」に追われ「やりたいこと」を忘れがちです。
子どもの頃に時間を忘れて夢中になったことは何でしたか?
忙しい日常の中で忘れてしまった、心が本当に喜ぶことを思い出してみましょう。
- サッカーが好きで友達とボールを追いかけ回していた
- 大人レベルの難しいジグソーパズルに没頭していた
- 昆虫図鑑にハマり近所の公園で昆虫を探し回っていた
子供の頃の体験をもとに「地域のサッカークラブに入る」「見知らぬ土地を旅して知的好奇心を満たす」など、自分の心が喜びそうなことを探すのが大切です。
お金のためではなく、純粋な好奇心や楽しさから生まれる活動は、自分の人生に本当の充実感を与えてくれます。
年収1,000万でも満たされないときによくある質問
年収1,000万円になっても満たされないときによくある質問を、以下にまとめました。
- 一番損する年収はいくらですか?
- 年収1,000万は珍しいですか?
- 年収1,000万になっても満たされない原因は?
- 年収1,000万になっても生活は苦しいものですか?
- 収入に関わらず充実した人生を送れますか?
- 一番損する年収はいくらですか?
-
「一番損する年収」と断定できる明確な金額はありません。
しかし、税金や社会保険料の負担率が上がったり、公的な手当の対象から外れたりして「手取り額が伸び悩む」とされる年収ゾーンは存在します。
たとえば、年収が960万円を超えると児童手当が所得制限により減額(または不支給に)されたり、年収850万円を超えると所得税の給与所得控除額が頭打ちになったりします。
児童手当の所得制限や所得税の給与所得控除は、世帯構成や個人の状況によって影響が異なるため、一概には言えません。
しかし、年収1,000万円前後は、税負担の増加と各種手当の縮小が重なり、額面年収の増加ほど手取りの豊かさを実感しにくいと感じる方が多い傾向にあります。
- 年収1,000万は珍しいですか?
-
全体で見ると、年収1,000万円は珍しいと言えます。
国税庁が発表した「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者全体のうち、年収1,000万円を超えている人の割合はわずか4.0%です。
男女別に見ると、男性が6.3%、女性は1.0%となっており、達成のハードルが非常に高いのがわかります。
約25人に1人しかいない計算になり、高所得者層に分類されるのは間違いありません。
参照:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
- 年収1,000万になっても満たされない原因は?
-
年収1,000万円でも心が満たされない原因として、以下の要因があげられます。
年収1,000万でも満たされない原因- お金を稼いだ先のGOALがあいまいだから
- 常に競争とストレスにさらされているから
- 自由に使える時間が少なくなるから
上記の要因が絡み合って、経済的には満たされても心が満たされない状況に陥ってしまいます。
虚しさを感じないためには、目的意識を持って生活し、自分の価値観に沿ったお金と時間の使い方を身につけておくのが大切です。
- 年収1,000万になっても生活は苦しいものですか?
-
「苦しい」の定義によりますが、多くの方が想像するほど贅沢な生活ができるわけではない、というのが実情です。
年収1,000万円の場合、所得税や住民税、社会保険料などを差し引いた手取り額は、おおよそ700万〜800万円程度になります。
また、年収が上がるにつれて、住居や子どもの教育、交際費など、生活全体のコスト(生活水準)も上昇する傾向があります。
特に都心部では家賃や物価が高く、私立学校の学費などもかさむため「思ったより余裕がない」「生活がカツカツだ」と感じてしまうのです。
- 収入に関わらず充実した人生を送れますか?
-
収入に関わらず充実した人生を送ることは十分可能です。
ミズカラくん
人の幸福度は収入の額だけで決まるものではないからです。
お金以外で感じられる幸福の例- 他者との良好な人間関係
- 夢中になれる趣味
- 仕事のやりがい
上記のような要素が充実していると、人は幸福を感じます。
お金はあくまで人生を豊かにするためのひとつの手段にすぎません。
自分の心が本当に喜ぶことを見つけ、人とのつながりを大切にしていければ、充実した人生を送れます。
まとめ:年収1,000万でも満たされない理由と人生を充実させる5つの方法を解説
年収1,000万円に到達しても心が満たされないのは、お金を稼いだ先の目標があいまいなのが原因です。
高年収にともない仕事の責任が重くなり、ストレスが増えると同時に自分に使える時間が減ってしまうので、本当の意味での満足感は得られません。
日々の仕事に忙殺されず、充実した人生を送るための方法は、以下の5つです。
- 仕事や人生で実現させたいことを明確にする
- 時間の優先順位を決める
- 社会的なつながりや人との交流を大切にする
- 他人との比較から抜け出し自分軸で判断する
- 心が本当に喜ぶことを思い出す
年収は幸福をはかる絶対的な指標ではありません。
お金との付き合い方を見直し、自分自身の価値観に基づいた人生の目的を再設定すれば、真の豊かさに近づけます。
コーチングとは
コーチとの対話を通して自分の無意識にある欲求や価値観を見つけ、目標達成をサポートする技術のこと。
コーチングを受ければ、自分が本当にやりたかったことや、心から満足できる生き方を見つけられます。
コーチングについて詳しくは、以下の動画を御覧ください。