脳科学のRASとは？メリットや活用方法をわかりやすく解説

RASという言葉を聞いたけど、何かよくわからない人も多いでしょう。

RASとは、Reticular Activating Systemの略称。

日本語では、脳幹網様体賦活系

実は、RASを使いこなすことで、人生にとってプラスの影響があります。

自分の人生を豊かにするために、人間の機能を活用してみましょう。

この記事では、RASの効果や人生への活かし方について解説します。

この記事を最後まで読めば、最高の人生を実現する第一歩を踏み出せるはずです。

RAS（脳幹網様体賦活系）とは

RASとは「Reticular Activating System」の略称。

脳幹網様体賦活系という脳機能の1つです。

※読み方は「のうかんもうようたいふかつけい」

RASの役割は、フィルターのようなもの。

自分の興味・関心のある情報を無意識にインプットする能力があります。

たとえば、ゲームが趣味なら、ゲームの広告が目に止まる。

ダイエット中なら、ダイエットの広告が目に入る。

一方で、興味・関心がないことには脳は反応せず、情報をスルーします。

全ての情報を受け取ると、脳に負担がかかってしまうためです。

RASは自分に重要な情報を無意識にキャッチする、フィルターと覚えておけばOKです。

RASを使いこなす3つのメリット

RASをうまく使いこなせば、次の3つのメリットを獲得できます。

1.チャンスを見つけられる

RASを使いこなすことでチャンスを見つけやすくなります。

RASの活用により、スルーしていた情報に気付けるようになるからです。

たとえば、ダイエットしようとしている場合。

自分に必要な情報が、ふと目につくようになります。

今まで気づけなかったものに気付くことで、チャンスを得られるでしょう。

チャンスを手に入れたいあなたへ

チャンスを得るには、まずは目標を作るのが大事。

目標があるからこそ、必要な情報が目に入ります。

目標設定におすすめなのが、『人生設計シート』

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2.集中力が増す

RASを活用すると、集中力が増すメリットもあります。

RASには、自分に重要な情報とそうでない情報をフィルタリングする機能があります。

重要な情報だけを集め、シンプルな思考ができるように。

集中力があがれば、集中力や生産性をアップさせることも可能。

意図的にRASを使うことで、集中したい情報のみを取得できるのです。

3.アイデアが湧いてくる

RASを使いこなせば、新しいアイデアが生まれやすくなります。

アイデアを生み出すには、「知識」×「センス」が必要。

RASによって必要な情報が得られれば、アイデアが湧きやすくなります。

たとえば、プログラミングを仕事にしたい人がいる場合。

趣味でYouTubeなどのSNSを良く見ていれば、

プログラミングとSNSを掛け合わせて発信する

という新しいアイデアが生まれる可能性があります。

RASによってセンスと知識を掛け算し、アイデアが生まれる状態を作れるのです。

RASを使うことによる2つのデメリット

RASを使うことは、以下のデメリットも発生させます。

心理的盲点が生まれる

RASを使うことで、「心理的盲点」が生まれる可能性があります、

心理的盲点とは、「脳が無意識に行う情報の取捨選択の中で見逃してしまう」こと。

たとえば、プログラミングで独立したいと考えている場合。

このような、興味のある情報は得やすくなります。

一方で、興味関心以外の情報は見逃してしまうことも。

RASにより、デメリットもあることを知っておきましょう。

ネガティブな出来事を引き寄せる

RASにより、ネガティブな出来事を引き寄せてしまう可能性もあります。

脳が情報得る際、自分の潜在意識が強く影響するためです。

たとえば、社内でプレゼンをするとき。

自分は人前に立つのが苦手だから、どうせ失敗する

そう思えば、無意識にできない理由ばかり集めます。

「無理だ」「できない」と考えている状態では、プレゼンは成功しないでしょう。

また、このような状態ではチャンスに気付きにくくなります。

もし、RASをポジティブに使えれば、「プレゼンでうまく話す方法」を聞けていたかもしれません。

得る情報を間違えると、ネガティブな出来事を引き起こすリスクもあると理解しておきましょう。

RASを最大限に発火するための条件

ここでは、RASを最大限に発火するために、以下の3つを実践してみてください。

1.自分のWant toを掘り出す

目的を達成させるために、まずは自分のWant toを掘り出す必要があります。

Want toとは

自分が心の底から
やりたいと望むこと

Want toを掘り出すことで、漠然としていた興味が可視化され、目的を見つけられます。

Want toを掘り出すために、まずは紙とペンを用意しましょう。

3分間のように時間を決め、やりたいことを紙に箇条書きで書き出します。

ポイントは、綺麗に書かず、とにかく心の底から望む感情をひたすら書き殴ること。

このとき、書き出すWant toは漠然でも構いません。

漠然としたWant toを掘り出し行動していく中で、より明確な目標が見つかるようになります。

Want to（やりたいこと）が出てこないあなたへ

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2.Want toベースでやりたいことを考える

Want toが掘り出せたら、それをベースにやりたいことを考えます。

「なぜやりたいのか？」という理由や、ゴールまでの具体的な行動を落とし込んでいくのです。

たとえば「収入を上げたい」というWan toがある場合。

Want toベースで何がやりたいのか考えてみましょう。

3.現状では考えられないようなゴールを設定する

やりたいことを決めたら、最後はゴール設定です。

現状では考えられない、高めのハードルを設定しましょう。

実現できる目標にしてしまうと、成長できないからです。

現状では考えられないような目標とは、

といった、到底到達が不可能に感じるほど大きなゴール。

想像以上のGOALに向かって全力を尽くすことで、今までよりも力を発揮できます。

実現できるものではなく、あえて不可能なゴールを決めてみてください。

GOAL設定のコツについては、以下の動画でも解説しています。

RASについて知りたい人からよくある質問

RASについて知りたい人からよくある質問は以下のとおりです。

網様体賦活系についてわかりやすく教えてください

脳幹網様体賦活系は、脳機能の一つ。

自分が関心を持つ内容を、優先的に集めようとします。

お腹が減ったら、ご飯の情報。

旅行に行きたいときは、旅行の情報。

機能をうまく使うことで、必要な情報を入手できます。

RASが引き寄せの法則に関係するのはなぜ？

RASが引き寄せの法則に関係するのは、興味あるものを見つけようとするから。

引き寄せの法則とは、

ポジティブ思考が良い経験を生み出すというもの。

たとえば、やりたいことや目標がある場合。

達成に向けて、必要な情報を集めようとします。

結果として、成功するために必要な情報を入手できる。

そのため、引き寄せの法則にはRASが重要と言われます。

まとめ：RASを発動させて最高の人生を引き寄せたいあなたへ

RASを発動させて、現状を変えるには、「本当にやりたいこと」を見つけるのが大事。

本当にやりたいことがあれば、実現したい未来のために必要な情報を得られます。

やりたいことがうまく見つからないときには、コーチを付けてみましょう。

このような状況の場合、コーチングでRASが発動し、自分の才能に気づけます。

コーチングが効果的なのは、以下のような効果があるから。

本当にやりたいことを見つけて、人生の充実度を高めることができます。

そもそもコーチングって？と思う方は、以下の記事をご覧ください。